飛べない鳥/ゆず

(ここにあるのはかぜそしてきみと)

ここにあるのは風　そして君と

(まちのおとそれだけでよかったのに)

街の音　それだけで良かったのに

(しなやかなあきのこえがひめいにかわる)

しなやかな秋の声が　悲鳴に変わる

(ほんとうはもうすこしきみといたかったんだ)

本当はもう少し君と　居たかったんだ

(とびかたをわすれたとりたちのうたごえをきいておくれ)

飛び方を忘れた　鳥たちの歌声を聞いておくれ

(きっとみあげたそらはあおく)

きっと見上げた空は青く

(ほらごらんよぼくらなんてちっぽけなもんさ)

ほらごらんよ僕ら　なんてちっぽけなもんさ

(きみからもらったやさしさのことばをもって)

君からもらった　優しさの言葉を持って

(またあるきだす)

また歩き出す

(ちかごろじゃつくられたせかいゆううつのこたえ)

近ごろじゃ創られた世界　憂鬱の答え

(なんとなくすけてみえていやになるけど)

なんとなく透けて見えて　嫌になるけど

(きみとあるきそしてわらうために)

君と歩きそして　笑うために

(すべてをしってゆくことこわくなんてないさ)

全てを知ってゆく事　恐くなんてないさ

(くいちがいのむこうからたしかなあしおとさがしながらいこう)

食い違いの向こうから　確かな足音探しながら行こう

(あさひのぼるせんろのむこう)

朝日昇る線路の向こう

(あざやかにそまるおれんじいろをみていた)

鮮やかに染まる　オレンジ色を見ていた

(たしかなこたえなんてさ)

確かな答えなんてさ

(みつからないままとべないとりのように)

見つからないまま　飛べない鳥の様に

(かわりゆくじだいふつりあいでもかまわない)

変わりゆく時代　不釣り合いでも構わない

(きっとみあげたそらはあおく)

きっと見上げた空は青く

(ほらごらんよぼくらなんてちっぽけなもんさ)

ほらごらんよ僕ら　なんてちっぽけなもんさ

(きみからもらったやさしさのことばをもって)

君からもらった　優しさの言葉を持って

(またあるきだす)

また歩き出す

(とべないとりのように)

飛べない鳥の様に