三国志蜀書 - 趙雲伝 - 別伝 ③

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(うんべつでんいわく。りょういわく「がいていのぐんしりぞきしとき、しょうへいあいろくしかえらず。)

雲別傳曰く。亮曰く「街亭の軍退きし時、將兵相錄し不復ず。

(きこくのぐんしりぞきしとき、しょうへいはじめてあいうしなわず。なにゆえ」)

箕谷の軍退きし時、將兵初めて不相失ず。何故」

(しこたえていわく「うんみずからこうほうをたち、ぐんしじゅうもつややすてるところなく、)

芝答えて曰く「雲自ら後方を斷ち、軍資什物略棄てる所無く、

(よってしょうへいあいうしなわず」うん、ぐんしけんのあまりあり。りょう、しょうしのぶんしにつかわん。)

緣て將兵無相失ず」雲、軍資絹の餘り有り。亮、將士の分賜に使わん。

(うんいわく「ぐんじりなし、なにすれぞしあり。そのものことごとくせきがんのふこに)

雲曰く「軍事利無し、何為れぞ賜有り。其の物悉く赤岸の府庫に

(いれるようこう。じゅうがつをまってふゆにたまわんとなす」りょう、おおいにこれをよしとす。)

入れるよう請う。十月を須て冬に賜んと為す」亮、大に之を善とす。

(うんでんべつにさいするこうしゅしょうにいわく「うん、むかしせんていにしたがいこうせきすでにけんちょ。)

雲別傳に載する後主詔に曰く「雲、昔先帝に從い功積既に顕著。

(ちんようちゅうをもってかんなんにまみれへたり。ちゅうじゅんにたのみきけんにおいてすくう。)

朕幼沖を以て艱難に塗れ渉り。忠順恃み危險に於いて濟う。

(それおくりなはげんくんをしょするゆえんなり。そとではうんにおくりなよしとぎろんす」)

夫れ諡は元勳を敘する所以也。外では雲に諡宜しと議論す」

(だいしょうぐんきょういらぎろんす。おもえらくうんむかしせんていにしたがい、ろうせきすでにけんちょ、)

大將軍姜維等議論す。以為らく雲昔先帝に從い、勞績旣に顕著、

(てんかをいとなむにわたりほうをじゅんぽうするにわたり、こうろうしょすべし。)

天下を營に經り法を遵奉するに度り、功労書す可し。

(とうようのえき、ぎはかないわをつらぬきちゅうをもってかみをまもる。)

當陽之役、義は金石を貫き忠を以て上を衞る。

(きみそのしょうをおもいれいをもってしもをあつくせばしんそのしをわする。)

君其の賞を念い禮を以て下を厚くせば臣其の死を忘る。

(ししゃにちあらばふきゅうをもってたり、せいじゃおんをかんずればいんしんをもってたる。)

死者に知有らば不朽を以て足り、生者恩を感ずれば殞身を以て足る。

(つつしんでしほうをあんずるに、じゅうけんじけいをじゅんといい、こととるにはんありをへいといい、)

謹んで諡法を按ずるに、柔賢慈惠を順と曰い、事執るに班有りを平と曰い、

(よくからんをさだむをへいという。うんのおくりなにこたえじゅんぺいこうという。)

克く禍亂を定むを平と曰う。雲の諡に應え順平侯と曰う。

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