水樹奈々　沈黙の果実

(たましいのさけびがきこえるか)

魂の叫びが聴こえるか？

(あかくみゃくうつせつなのおとが)

紅く脈打つ刹那の声-おと-が

(ふうかしたはねまだこのせに)

風化した羽　まだこの背に

(もういちどきみへむかってはばたきだす)

もう一度君へ向かって羽ばたき出す

(ながすぎるゆめのなかで)

永すぎる夢の中で

(うかされたじょうねつのこどう)

憂かされた情熱の鼓動

(あのそらにときはなてば)

あの天空に解き放てば

(ななつのうみわたるかぜが)

七つの海渡る疾風が

(おきざりのこどくねむりさました)

置き去りの孤独　眠り醒ました

(いたいほどかんじてるでしょうむねに)

痛いほど感じてるでしょう　胸に

(とまらないしょうどうかこのいたみもこえてゆくの)

止まらない衝動　過去の痛みも越えてゆくの・・・

(あぁいろあせぬおもい)

あぁ、色褪せぬ願い

(うたごえはなんどでもよみがえる)

歌声は何度でも　蘇る

(なまりいろのしずくがあふれて)

鈍り色の雫が溢れて

(にじむきずあとうずきだすとき)

滲む傷跡　疼き出す時

(このこころからめるかるまを)

この心絡める鎖-カルマ-を

(ほどいてあいのめろでぃーつむいでいく)

解いて愛のメロディー　紡いでいく

(ちんもくのかじつくちて)

沈黙の果実朽ちて

(こわれてたぼくのときがあざやかにうごきだした)

壊れてた僕の時間が　鮮やかに動き出した

(なもないゆめのかけらだいて)

名もない夢の欠片　抱いて

(やみをぬけてあさやけをさがすの)

漆黒-やみ-を抜けて　朝焼けを探すの

(きずだらけのちいさなこのてでも)

傷だらけのちいさなこの手でも

(かたくなにとざしていたみらいのとびらあけて)

頑に閉ざしていた未来の扉開けて・・・

(ななつのうみわたるかぜよ)

七つの海渡る疾風よ

(なりやまぬこのおもいどこまでも)

鳴り止まぬこの想いどこまでも

(こがれていたきみへつづくそらへ)

焦がれていた　君へ続く天空へ

(とまらないしょうどうはるかないのりつれていって)

止まらない衝動　遥かな祈り　連れていって・・・

(あぁいろあせぬおもい)

あぁ、色褪せぬ願い

(うたごえはなんどでもよみがえる)

歌声は何度でも　蘇る