ゆず「3カウント」

(きたいどおりのあめにうたれ)

期待通りの雨に打たれ

(なすすべもなくたちすくんでる)

成す術もなく立ちすくんでる

(そういつものことさ)

そう　いつものことさ

(そんなふうにしてすこしずつ)

そんな風にして少しずつ

(またすくいようのないまちのなかに)

また救いようのない町の中に

(きょうもまぎれこんでゆく)

今日も紛れ込んでゆく

(かるはずみのことばならべてなにがかわるというのだろう？)

軽はずみの言葉並べて　何が変わると言うのだろう？

(ろじうらのいつものあたりほしのないそらのしたで)

路地裏のいつもの辺り　星の無い空の下で

(めをつぶったってみっつかぞえたって)

目をつぶったって　三つ数えたって

(ほしいものはそこにないけど)

欲しい物はそこにないけど

(ここにいるんだってきみがすきなんだって)

ここに居るんだって　君が好きなんだって

(いみのないことばかりをいつもやってんだ)

意味のない事ばかりをいつもやってんだ

(ちかてつにのってひとはうごく)

地下鉄に乗って人は動く

(それにつられてちきゅうはまわる)

それにつられて地球は回る

(ちんぷんかんぷんどうかしてる)

ちんぷんかんぷん　どうかしてる

(ばかばかしくてやってられないから)

バカバカしくてやってられないから

(ちがうとおりににげこんでる)

違う通りに逃げ込んでる

(みつからないようにあっちむいてほい！)

見つからない様にあっち向いてホイ！

(いきてるってことはきちがえてすうじにすりかえてゆくのなら)

生きてるって事履き違えて　数字にすり替えてゆくのなら

(おぼえたことをしってゆくことをわすれたくもなるんだよ)

覚えた事を知ってゆく事を忘れたくもなるんだよ

(めをつぶったってみっつかぞえたって)

目をつぶったって　三つ数えたって

(ほしいものはそこにないけど)

欲しい物はそこにないけど

(ここにいるんだってきみがすきなんだって)

ここに居るんだって　君が好きなんだって

(いみのないことばかりをいつもやってんだだけど)

意味のない事ばかりを　いつもやってんだ　だけど

(ちょうしはずれのひびどしゃぶりのそら)

調子はずれの日々　どしゃぶりの空

(まだすてたもんじゃないだろう)

まだすてたもんじゃないだろう

(ほかのだれかじゃきっとわからない)

他の誰かじゃきっとわからない

(それをいつもさがしてるのさ)

それをいつも探してるのさ