ゴーゴー幽霊船

(ちょっとびょうじゃくなせぶんてぃーんかれたいんくとぺんでえをかいて)

ちょっと病弱なセブンティーン　枯れたインクとペンで絵を描いて

(ついではいでまたまざーぐーすよるはなんどもないてまたあした)

継いで接いでまたマザーグース　夜は何度も泣いてまた明日

(まわるぜんまいのあんどろいどぼくのこえとあたまはがらんどう)

回る発条のアンドロイド　僕の声と頭はがらんどう

(いつもさいていなきぶんさきみにあいされたいとねがっていたい)

いつも最低な気分さ　君に愛されたいと願っていたい

(ずっとびょうけつのせぶんてぃーんくもらないままきょうをあきかんに)

ずっと病欠のセブンティーン　曇らないまま今日を空き缶に

(くうのらいかんとぺーぱーばっぐばかみたいにこきゅうをつめいれた)

空の雷管とペーパーバッグ　馬鹿みたいに呼吸を詰め入れた

(あいもかわらずにあんどろいどきみをほんとうのうそでだますんだ)

あいも変わらずにアンドロイド　君を本当の嘘で騙すんだ

(ぼくはゆうれいだほんとうさきみのめにはみえないだろうけど)

僕は幽霊だ　本当さ　君の目には見えないだろうけど

(そんなこんなでうたってはこうしんするゆうれいせんだ)

そんなこんなで歌っては　行進する幽霊船だ

(よいもわるいもいよいよないかんせいなまちをゆく)

善いも悪いもいよいよ無い　閑静な街を行く

(でんこうばんのことばになれそれゆけかすかなことばさがせ)

電光板の言葉になれ　それゆけ微かな言葉捜せ

(えんせんじょうのとびらこわせみえないぼくをしんじてくれ)

沿線上の扉壊せ　見えない僕を信じてくれ

(しょうねんへいはこえをつむげそこのけりゅうしのでぐちかくせ)

少年兵は声を紡げ　そこのけ粒子の出口隠せ

(とおいむかしのおまじないがあんまりきゅうにわらうので)

遠い昔のおまじないが　あんまり急に笑うので

(ちょっとびょうじゃくなせぶんてぃーんきょうもえいがみたいなゆめうつつ)

ちょっと病弱なセブンティーン　今日も映画みたいな夢うつつ

(あいもたえだえのけしきだそこでどんなゆめみてもしょうがない)

愛も絶え絶えの景色だ　そこでどんな夢みてもしょうがない

(まわるぜんまいのあんどろいどおぶつやんきーこうがいめらんこりー)

回る発条のアンドロイド　汚物ヤンキー公害メランコリー

(しってほしいんだぜんぶそうきみのてをひきつれてもどすのさ)

知ってほしいんだ全部　そう君の手を引き連れて戻すのさ

(そんなこんなでうたってはめをむくゆうれいせんだ)

そんなこんなで歌っては　目を剥く幽霊船だ

(まえもうしろもいよいよないならぜんぶわすれてわあわあわあわあ)

前も後ろもいよいよ無い　なら全部忘れて　ワアワアワアワア

(たいようけいのおくへすすめとびこめいちにのさんでまたがれ)

太陽系の奥へ進め　飛び込め一二の三で跨がれ

(えんせんじょうのとびらこわせまんまのことばしんじてくれ)

沿線上の扉壊せ　まんまの言葉信じてくれ

(へんとうたいのおくをつかえほれみろそんなにせぐりあげて)

扁桃体の奥を使え　ほれ見ろそんなにせぐりあげて

(とおいむかしのおまじないがたちまちのうちにはびこれば)

遠い昔のおまじないが　たちまちのうちにはびこれば

(さんぜんねんのうらみはなてとべとべみんなでかくせいきもて)

三千年の恨み放て　飛べ飛べ皆で拡声器持て

(えんせんじょうのとびらこわせほんとうのことさしんじてくれ)

沿線上の扉壊せ　本当のことさ信じてくれ

(ゆうれいせんはいかりちらせみてろよこんどはしゅらにおちて)

幽霊船は怒り散らせ　みてろよ今度は修羅に堕ちて

(とおいむかしのおまじないがあんまりなうそとしるのさ)

遠い昔のおまじないが　あんまりな嘘と知るのさ