零

(ああひかりてらさん)

嗚呼... 光照らさん

(こよいのつきはあおくさんざめいて)

今宵の月は蒼くさんざめいて

(せんねんのうたげおわりなきゆめ)

千年の宴、終わり無き夢

(つばきのはなおちみつをしたたらせ)

椿の花落ち　蜜を滴らせ

(このよはしょぎょうむじょうとうげんはてゆく)

此の世は諸行無常　桃源果て行く

(つめたいてくちびるさえすべていとしくて)

冷たい手　唇さえ全て愛しくて

(ふかいつめあとのきずをのこす)

深イ爪跡ノ、傷ヲ残ス...

(たとえかなわぬゆめだとしてもかまわない)

たとえ、叶わぬ夢だとしても構わない

(うるわしきかげにそのみをこがして)

麗しき影に其の身を焦がして

(かみのもとでもすべてすてあらがって)

神の下でも全て捨て抗って

(きみとさいごをともにしたい)

君と最期を共にしたい

(いのちつきようともきみをおもふ)

生命尽きようとも　君を想ふ

(ああぜろへかえらん)

嗚呼...　零へ還らん

(うごめくかんじょうすべておしころして)

蠢く感情　全て押し殺して

(さいてちりゆくはなのやうに)

咲いて散り行く華のやうに

(いのちはせつなこえをとどろかせば)

命は刹那　聲を轟かせば

(むげんのそらひかりおもひはただよふ)

夢幻の天煌り、想ひは漂ふ

(このはねをみにまとってきみをつれだして)

此の羽を　身に纏って　君を連れ出して

(ああもどれるならばかぜよとおく)

嗚呼、戻レル成ラバ　風ヨ遠ク...

(きみのとなりできみのすべてをかんじたい)

君の隣で君の全てを感じたい

(けがれなきあいにこのみをゆだねて)

穢れなき愛に此の身を委ねて

(そらをいろどりぜろへとかえるほうへ)

天を彩り　"零"へと還る方へ

(いまとみらいをつなぐための)

現代と未来を繋ぐ為の

(つばさおれようともかけてゆけ)

翼折れようとも　駆けて行け

(あくまのこえに)

悪魔の聲に

(みみをかさぬやう)

耳を貸さぬやう

(てをにぎって)

手を握って

(めをそらさないで)

目を逸らさないで

(いくどとなくこのゆめをみてきた)

幾度と無く此の夢を観てきた

(いつわりなきおもひをはせとべるはず)

偽りなき想ひを馳せ翔べる筈

(たとえかなわぬゆめだとしてもかまわない)

たとえ　叶わぬ夢だとしても構わない

(うるわしきかげにそのみをこがして)

麗しき影に其の身を焦がして

(かみのもとでもすべてすてあらがって)

神の下でも全て捨て抗って

(きみとさいごをともにしたい)

君と最期を共にしたい

(いのちつきようともきみをおもおう)

生命尽きようとも　君を想おう

(ぜろへ)

零へ...

(ああひかりてらさん)

嗚呼...光照らさん