羅針盤

(いつわりのこのばしょでよあけをまちつづけた)

偽りのこの場所で　夜明けを待ち続けた

(とおくとおくあのひみたそらのように)

遠く遠く　あの日見た空のように

(きぼうなんてたわごとはわすれたふりしたけど)

「希望」なんて戯言は　忘れたふりしたけど

(とおくとおくあのひみたゆめのように)

遠く遠く　あの日見た夢のように

(ただいみをしりたいこぼれおちたじだいのなかで)

ただ意味を知りたい　こぼれ落ちた時代の中で

(ぼくらのこのこきゅうときえないいたみの)

僕らのこの呼吸と　消えない痛みの

(うみなりがこえをけしさってくらやみがまえをふさいだって)

海鳴りが声を消し去って　暗闇が前を塞いだって

(あかりともすはかないこころきえないように)

明かり灯す儚い心　消えないように

(こんぱすだけをたよっていたきみのすがたをしんじていた)

コンパスだけを頼っていた　君の姿を信じていた

(ここにたちながらみえないみらいをさがしてる)

ここに立ちながら　見えない未来を探してる

(かざなみにのせてみたためいきもかなしみも)

風波に乗せてみた　ため息も悲しみも

(とおくとおくそらたかくとどくように)

遠く遠く　空高く届くように

(いまきみにつたえたいうまれおちたひとすべてが)

今君に伝えたい　生まれ落ちた人すべてが

(たしかにえがいていくきれないきせきを)

確かに描いていく　切れない軌跡を

(あらなみがとおくすぎさってあさやけがまえにひろがって)

荒波が遠く過ぎ去って　朝焼けが前に広がって

(むねにひめたたかなるおもいしずまぬように)

胸に秘めた高鳴る想い　沈まぬように

(こどくはやみにすてさったひかりがぼくをつつみこんだ)

孤独は闇に捨て去った　光が僕を包み込んだ

(てをかざしながらはるかなみらいをさがしてる)

手をかざしながら　遥かな未来を探してる

(いまきみにつたえたい)

今君に伝えたい

(うみなりがこえをけしさってくらやみがまえをふさいだって)

海鳴りが声を消し去って　暗闇が前を塞いだって

(あかりともすはかないこころきえないように)

明かり灯す儚い心　消えないように

(こんぱすならもうすてさったふみだしたあしはしっていた)

コンパスならもう捨て去った　踏み出した足は知っていた

(ゆびさきにふれたはてないみらいをさがしてる)

指先に触れた　果てない未来を探してる

(みらいをさがしてる)

未来を探してる