カタルシスの月

(やみをぬけかぜのいりぐちをさがす)

闇を抜け　風の入り口を探す

(てさぐりでそっと)

（手探りで　そっと）

(はかなげなゆめのかけら)

儚げな理想(ゆめ)の欠片

(どこにあるのだろうおしえてよ)

何処にあるのだろう　教えてよ

(なぜなのぬけだせずにいるんだ)

（なぜなの？）　抜け出せずにいるんだ

(どうしてただくるしいよ)

（どうして）　ただ苦しいよ

(こぼれおちてくひかり)

零れ堕ちてく光

(こんとんのめいとあんとくかぎはどこに)

（混沌の）明と暗（解くカギは）どこに...？

(そっとしのばせたさでぃすてぃっくほほえみにうつして)

そっと忍ばせたサディスティック　微笑みに投影(うつ)して

(あおぐそらにまうりそうはかたるしすのつき)

仰ぐ空に舞うリソウは　カタルシスの月

(あすはおしえてほしいこどくのいみを)

明日(あす)は教えて欲しい　孤独の意味を

(まよなかのしじまにつつまれながら)

真夜中の静寂(しじま)に包まれながら

(ふるえてるむね)

（震えてる胸）

(ゆきばないせつなのこえ)

行き場ない　刹那の声

(こうさしてしまうなげきたち)

（交差してしまう）嘆きたち

(とめてよなにもかんがえないで)

（止めてよ）何も考えないで

(なくしてこのままでいい)

（失くして）このままでいい

(ゆらめくこころをすぐに)

揺らめくココロをすぐに

(さらってよはめつへのちんもくをやぶって)

（さらってよ）破滅への（沈黙を）破って

(そっとくるいだすりんりがむねのおくめぐるよ)

そっと狂い出す　倫理が胸の奥めぐるよ

(ほしがゆれるまどみつめればなみだがこぼれた)

星が揺れる窓　見つめれば涙が零れた

(ゆめのこえがききたいいつかかなうの)

夢の声が聴きたい　いつか叶うの？

(こたえはどこにあるもがいてみらいさがす)

答えは何処にある？　もがいて未来さがす

(ほうむられるようないたみだけかかえて)

葬られるような痛みだけ抱えて

(そっとしのばせたさでぃすてぃっくほほえみにうつして)

そっと忍ばせたサディスティック　微笑みに投影(うつ)して

(あおぐそらにまうりそうはかたるしすのつき)

仰ぐ空に舞うリソウは　カタルシスの月

(きれいにふれあうゆりわたしにください)

綺麗に触れ合う百合　私にください