名前のない怪物

(ふぇありーているはさっきしんだみたい)

御伽話はさっき死んだみたい

(れんがのびょうとうでうまくうたえなくて)

煉瓦の病棟でうまく歌えなくて

(きりにけむるよるうかべあかいつき)

霧に煙る夜　浮かべ赤い月

(ほらみてわたしを)

ほらみて　私を

(めをそらさないで)

目を逸らさないで

(くろいてつごうしのなかでわたしはうまれてきたんだ)

黒い鉄格子の中で　私は生まれてきたんだ

(あくいのだいしょうをねがえのぞむがままおまえに)

悪意の代償を願え　望むがままお前に

(さああたえようせいぎを)

さあ与えよう正義を

(こわしてこわされるまえに)

壊して　壊される前に

(いんがのだいしょうをはらい)

因果の代償を払い

(ともにいこうなまえのないかいぶつ)

共に行こう　名前のない怪物

(みみなりがしてるてつじょうもううるさくって)

耳鳴りがしてる　鉄条網うるさくって

(おもいだせないのあのひのせんりつ)

思い出せないの　あの日の旋律

(あめはまだやまない)

雨はまだ止まない

(なんにもみえないの)

何にも見えないの

(ほらみてこんなにおおきくなったの)

ほらみて　こんなに大きくなったの

(くろいあめふらせこのそらわたしはのぞまれないもの)

黒い雨　降らせこの空　私は望まれないもの

(ひびわれたのいろーぜあいすどうざいのぼうかんしゃたちに)

ひび割れたノイローゼ　愛す同罪の傍観者達に

(さあいまふるえせいぎを)

さあ今ふるえ正義を

(けせないきずをだきしめて)

消せない傷を抱きしめて

(このからだをうけいれ)

この身体を受け入れ

(ともにいこうなまえのないかいぶつ)

共に行こう　名前のない怪物

(ああかみはつげるしんのせかいを)

ああ　神ハ告ゲル　真ノ世界ヲ

(くろいてつごうしのなかでわたしはうまれてきたんだ)

黒い鉄格子の中で　私は生まれてきたんだ

(あくいのだいしょうをねがえのぞむがままおまえに)

悪意の代償を願え　望むがままお前に

(さああたえようせいぎを)

さあ与えよう正義を

(こわしてこわされるまえに)

壊して　壊される前に

(いんがのだいしょうをはらい)

因果の代償を払い

(むくいよなもなきかいぶつ)

報いよ　名もなき怪物

(くろいあめふらせこのそらわたしはのぞまれないもの)

黒い雨　降らせこの空　私は望まれないもの

(ひびわれたのいろーぜあいすどうざいのぼうかんしゃたちに)

ひび割れたノイローゼ　愛す同罪の傍観者達に

(さあいまふるえせいぎを)

さあ今ふるえ正義を

(けせないきずをだきしめて)

消せない傷を抱きしめて

(このからだをうけいれ)

この身体を受け入れ

(ともにいこうなまえのないかいぶつ)

共に行こう　名前のない怪物