とりあえずそれで行こう

(わかれをつげたなんどもそうなんども)

別れを告げた　何度もそう何度も

(よろこびもかなしみもたしかめた)

喜びも悲しみも確かめた

(それでもきみはにげるしゃりんおう)

それでも君は　逃げる車輪追う

(ぼくはここをさる)

僕はここを去る

(じだいははやおくりきみとであう)

時代は早送り　君と出会う

(やわらかなじかんがいまふたたびながれる)

柔らかな時間が　今再び流れる

(すいっちをおすようにきりかわりゃ)

スイッチを押すように切り替わりゃ

(ようしゃなくよけいなにもつすらないいまがはじまるよ)

容赦なく　余計な荷物すらない今が始まるよ

(ただぼくはぼくのようなぼくじゃないうぶごえあげている)

ただ僕は　僕のような僕じゃない産声あげている

(とりあえずそれでいこう)

とりあえずそれで行こう

(もちよったときをとらんぷめくるように)

持ち寄った時をトランプめくるように

(おたがいのみちすじをみせあった)

お互いの道筋を見せ合った

(せおったかばんのおおきさもいろもぼくのとはちがう)

背負ったカバンの大きさも色も　僕のとは違う

(へだたりをかんじきみもだまる)

隔たりを感じ　君も黙る

(ありふれたきたいがふあんていにゆらぐゆがむ)

ありふれた期待が　不安定に揺らぐ歪む

(すいっちをおすようにきりかわりゃ)

スイッチを押すように切り替わりゃ

(ようしゃなくよけいなにもつすらないいまがはじまるよ)

容赦なく　余計な荷物すらない今が始まるよ

(でもぼくはぼくじゃない)

でも僕は僕じゃない

(あたらしいぼくのことひたすらふあんにおもってる)

新しい僕のこと　ひたすら不安に思ってる

(ふりかえってもなにもない)

振り返っても　何もない

(かべにぶつかりりせっとしたいむかしおもってた)

壁にぶつかり　リセットしたい　昔思ってた

(このおもいかばんのなかわすれたいにくしみも)

この想いカバンの中　忘れたい　憎しみも

(いとしさもある)

愛しさもある

(けどおもいかばんのなかいれたままもちはこぶ)

けど想いカバンの中　入れたまま　持ち運ぶ

(それがぼくだろ)

それが僕だろ

(すいっちをおさないできみとぼく)

スイッチを押さないで　君と僕

(むきあってよけいなにもつうけいれともにすすもうよ)

向き合って余計な荷物受け入れ　ともに進もうよ

(いまぼくはぼくのままあたらしいうぶごえあげている)

今僕は　僕のまま　新しい産声あげている

(とりあえずそれでいこう)

とりあえずそれで行こう