黄色い車　髭男

(「いってきます」このじんせいでもうなんどくちにしたのだろう？)

「いってきます」この人生でもう何度口にしたのだろう？

(「いってらっしゃい」といわれるのも)

「いってらっしゃい」と言われるのも

(きょうでさいごになってしまうんだな)

今日で最後になってしまうんだな

(みょうにかたづいたぼくのへやものおきになんかしないでね)

妙に片付いた僕の部屋物置になんかしないでね

(まどからみえるだいせんもどあをしめてさようなら)

窓から見える大山もドアを閉めてさようなら

(たびだちのおとがまどのむこうからよんでる)

旅立ちの音が窓の向こうから呼んでる

(えんじんのくせしてばらーどみたいに)

エンジンのくせしてバラードみたいに

(せつなくてこまってしまうよ)

切なくて困ってしまうよ

(きっとこれからたのしいことたくさんあるよ)

きっとこれから楽しいことたくさんあるよ

(たいしてようがなくてもでんわしてたまにはぐちってわらおうよ)

大して用がなくても電話してたまには愚痴って笑おうよ

(とおくにいくけどいちどもわすれたりしないよ)

遠くに行くけど一度も忘れたりしないよ

(つらくてもららららうたってどうかげんきでまたあえますように)

辛くてもララララ歌ってどうか元気でまた会えますように

(にわのはしっこでいつだってでむかえてくれたこうようじゅの)

庭の端っこでいつだって出迎えてくれた広葉樹の

(はながさくのはみられないまま)

花が咲くのは見られないまま

(でていくことになってしまった)

出て行くことになってしまった

(ゆうひときみにせをむけてぼくのみらいはうごきだす)

夕日と君に背を向けて僕の未来は動き出す

(ばっくみらーにうつるまちめのおくにやきつけた)

バックミラーに映る街目の奥に焼き付けた

(いろんなけしきをみせてくれてうれしかったよ)

色んな景色を見せてくれて嬉しかったよ

(こんどはぼくがみせるばんだからいってくるんだよ)

今度は僕が見せる番だから行ってくるんだよ

(きたいしていてよ)

期待していてよ

(きっとこれからたのしいことたくさんあるよ)

きっとこれから楽しい事たくさんあるよ

(たいしてようがなくてもでんわして)

大して用がなくても電話して

(たまにはぐちってわらおうよ)

たまには愚痴って笑おうよ

(すてきなおもいでをいままでほんとうにありがとう)

素敵な思い出を今まで本当にありがとう

(とおくからでもとどくようにおおきなこえでうたうよ)

遠くからでも届くように大きな声で歌うよ

(ららら．．．)

ラララ...

(ららら．．．)

ラララ...

(ららら．．．)

ラララ...

(ららら．．．)

ラララ...

(つらくてもららららうたって)

辛くてもララララ歌って

(どうかいつまでもげんきで)

どうかいつまでも元気で