HALO

(くうそうがはなたばをくれるがんじょうなかなしみのもとに)

空想が花束をくれる　頑丈な哀しみの下に

(まっさらなよのなかのおかで)

真っ新な世の中の丘で

(いまだかつてないふしぎからいったいなにがこぼれるの？)

未だ且つてない不思議から一体何が零れるの？

(またしょうこりもなくめざしちゃったあなたからはただとおのくひび)

又　性懲りも無く目指しちゃった　アナタからは只遠退く日々

(さきおくりになるやすらかなねむり)

先送りになる安らかな眠り

(わずかなひかりににたきぼうがきみのさいぼうにからまったひから)

僅かな光に似た希望が　君の細胞に絡まった日から

(いっこうにはなれないそれだけ)

一向に離れない　それだけ

(からだはひましにきようになってこころはまにあわなくってないてる)

体は日増しに器用になって　心は間に合わなくって泣いてる

(おとなになっておきわすれたのはかろやかなすらんばー)

大人になって置き忘れたのは　軽やかなスランバー

(あいもかわらずよのなかのおかでかんたんにはなたばをすてる)

相も変わらず世の中の丘で　簡単に花束を捨てる

(まいにちのようにねがうことはおいぼれたころにあおう)

毎日の様に願う事は　老い耄れた頃に会おう

(えすおーえすまるでとどかないのはいったいだれのるーるですか？)

ＳＯＳ　まるで届かないのは　一体　誰の法則ですか？

(このどうしようもなくながいよるがめぐりめぐるほど)

このどうしようもなく永い夜が　巡り巡る程

(あたまのなかやがていずればかりゆめものがたり)

頭の中　「やがて」「いずれ」ばかり　夢物語

(さよならいがいのすべをさがしてうまれたままのじゅんすいなからだで)

サヨナラ以外の術を探して　生まれたままの純粋な体で

(いっしょうはおわれないそれだけ)

一生は終われない　それだけ

(かわりはひとりもいないぶたいにあきらめることもゆるされないから)

代わりは一人も居ない舞台に　諦める事も許されないから

(おとなになったこころのうらがわわがままなすらんばー)

大人になった心の裏側　我儘なスランバー

(じぶんらしさのはへんのうえあるいてはちをながすもの)

自分らしさの破片の上　歩いては血を流すもの

(たあいのないひのためちをながしてよあるきだすもの)

他愛のない日の為　血を流してよ　歩き出す者

(ひかりににたきぼうはきみのさいぼうにからまっているから)

光に似た希望は　君の細胞に絡まっているから

(いっしょうはなさないそれだけ)

一生　放さない　それだけ

(からだがいまひとりたつぶたいがあめでもこころはにげださないこと)

体が今　一人立つ舞台が雨でも　心は逃げ出さない事

(ただいとしくてはしれるよさらばまよなかのすらんばー)

只　愛しくて走れるよ　さらば　真夜中のスランバー