枕草子

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投稿者投稿者リサいいね9お気に入り登録
プレイ回数2444難易度(2.6) 664打 長文 かな
清少納言の枕草子です
暗記したかったので作成しました。

関連タイピング

問題文

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(はるはあけぼの)

春は、あけぼの。

(やうやうしろくなりゆくやまぎはすこしあかりて)

やうやう白くなりゆく、山ぎは少し明りて、

(むらさきだちたるくものほそくたなびきたる)

紫だちたる雲のほそくたなびきたる。

(なつはよる)

夏は、夜。

(つきのころはさらなり)

月のころはさらなり、

(やみもなほほたるのおおくとびちがひたる)

闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。

(またただひとつふたつなど)

また、ただ一つ二つなど、

(ほのかにうちひかりていくもをかし)

ほのかにうち光りて行くも、をかし。

(あめなどふるもをかし)

雨など降るも、をかし。

(あきはゆうぐれ)

秋は、夕暮れ。

(ゆうひのさしてやまのはいとちこうなりたるに)

夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、

(からすのねどころへいくとて)

烏の寝どころへ行くとて、

(みっつよっつふたつみっつなどとびいそぐさへあはれなり)

三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。

(まいてかりなどのつらねたるが)

まいて、雁などのつらねたるが、

(いとちいさくみゆるはいとをかし)

いと小さく見ゆるは、いとをかし。

(ひいりはててかぜのおとむしのねなど)

日入り果てて、風の音、虫の音など、

(はたいふべきにあらず)

はた言ふべきにあらず。

(ふゆはつとめて)

冬は、つとめて。

(ゆきのふりたるはいふべきにもあらず)

雪の降りたるは言ふべきにもあらず。

(しものいとしろきもまたさらでもいとさむきに)

霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、

など

(ひなどいそぎおこしてすみもてわたるもいとつきづきし)

火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。

(ひるになりてぬるくゆるびもていけば)

昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、

(ひおけのひもしろきはいがちになりてわろし)

火桶の火も白き灰がちになりて、わろし。

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