設楽聖司親友告白ED

(ほんねをぶちまけにきた。)

本音をぶちまけに来た。

(え？)

え？

(おまえのばかり さんざんきかされたからな。)

おまえのばかり さんざん聞かされたからな。

(すきなやつのことなんて とくに・・・・・・)

好きな奴のことなんて とくに……

(それは・・・・・・)

それは……

(わかってるよ。 おれがそうしろっていったから、だろ？)

わかってるよ。 俺がそうしろって言ったから、だろ？

(・・・・・・・・・・・・)

…………

(さいしょはけっこうたのしんでたんだ。)

最初は結構楽しんでたんだ。

(おれにそんなはなしするの、 おまえくらいのもんだったし。)

俺にそんな話するの、 おまえくらいのもんだったし。

(おれなりにほんねで むきあったつもりだったよ。)

俺なりに本音で 向き合ったつもりだったよ。

(・・・・・・とちゅうまでは。)

……途中までは。

(したらせんぱい・・・・・・)

設楽先輩……

(とちゅうからは・・・・・・ おまえがなにしゃべってたかしょうじきあまりおぼえてない。)

途中からは…… おまえが何しゃべってたか正直あまり覚えてない。

(おまえのくちからあいつの なまえがでてくるたび、)

おまえの口からあいつの 名前が出てくるたび、

(へいじょうしんたもつことに きをとられてたからな。)

平常心保つことに 気を取られてたからな。

(じぶんでじぶんのきもちを よくわかってなかったんだ。)

自分で自分の気持ちを よくわかってなかったんだ。

(こんなぎりぎりになるまで・・・・・・)

こんなギリギリになるまで……

(おまえをこまらせるってわかってる。 でも、いわせてくれ。)

おまえを困らせるってわかってる。 でも、言わせてくれ。

(おれは、おまえがすきだ。)

俺は、お前が好きだ。

(わたしも、 したらせんぱいのことがすき・・・・・・)

わたしも、 設楽先輩のことが好き……