ウマとロバ

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問題文

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(あるところに、うまとろばをかっているいえがありました。)

あるところに、ウマとロバを飼っている家がありました。

(そのいえのしゅじんは、さいしょにうまをかい、そのあとろばをかいはじめました。)

その家の主人は、最初にウマを飼い、その後ロバを飼い始めました。

(とはいっても、どちらもおなじようにせわをし、)

とはいっても、どちらも同じように世話をし、

(おなじようにえさをやっていたのです。)

同じようにエサをやっていたのです。

(あるひ、しゅじんはたびにでることにしました。)

ある日、主人は旅に出ることにしました。

(そのようすをみていたろばは、うまにはなしかけます。)

その様子を見ていたロバは、ウマに話しかけます。

(「ごしゅじんさまはいろいろじゅんびをしているね。)

「ご主人様はいろいろ準備をしているね。

(やっぱりぼくたちも、いっしょにいくことになるのかな?」)

やっぱり僕たちも、一緒に行くことになるのかな?」

(うまはこたえます。)

ウマは答えます。

(「どうやらながいたびにでるようだから、)

「どうやら長い旅に出るようだから、

(にもつをたくさんもっていくみたいだ。)

荷物をたくさん持って行くみたいだ。

(ろばくんはにもつはこびとして、ぼくはごしゅじんさまをせなかにのせて、)

ロバくんは荷物運びとして、僕はご主人様を背中に乗せて、

(たびのおともをするのだろうよ」)

旅のお供をするのだろうよ」

(うまのことばどおり、しゅじんはうまとろばをつれていえをでました。)

ウマの言葉通り、主人はウマとロバを連れて家を出ました。

(ながいたびで、まちからまちへとあるき、)

長い旅で、町から町へと歩き、

(ときにはそとでねるようなこともありました。)

時には外で寝るようなこともありました。

(あるとき、まちでたくさんのしょくりょうをかいこんだしゅじんは、)

あるとき、町でたくさんの食料を買い込んだ主人は、

(いつもよりおもいにもつをろばのせなかにのせました。)

いつもより重い荷物をロバの背中に乗せました。

(「ずいぶんおおきくておもいにもつをはこばなきゃならなくなったぞ。)

「ずいぶん大きくて重い荷物を運ばなきゃならなくなったぞ。

(これはたいへんそうだ」)

これは大変そうだ」

など

(ながたびでつかれているろばは、こまったようすでいいました。)

長旅で疲れているロバは、困った様子で言いました。

(そんなろばのことをうまはみてみぬふりをします。)

そんなロバのことをウマは見て見ぬふりをします。

(どんどんあるいていくと、やはりおもいにもつがろばのからだにこたえます。)

どんどん歩いて行くと、やはり重い荷物がロバの体に堪えます。

(「ねえうまくん、すまないが、ぼくのにもつをすこしもってもらえないかい?)

「ねえウマくん、すまないが、僕の荷物を少し持ってもらえないかい?

(おもたくて、あしがふらふらしてきたんだよ」)

重たくて、足がフラフラしてきたんだよ」

(ところが、うまはおもいにもつをもたされるのがいやなので、)

ところが、ウマは重い荷物を持たされるのが嫌なので、

(ろばのことばがきこえないふりをしました。)

ロバの言葉が聞こえないふりをしました。

(ろばはだんだんよわっていきます。)

ロバはだんだん弱っていきます。

(ついにろばはばたっとたおれてしまいました。)

ついにロバはバタッと倒れてしまいました。

(そして、そのままおきあがることができずにしんでしまったのです。)

そして、そのまま起き上がることができずに死んでしまったのです。

(こまったしゅじんは、こうつぶやきます。)

困った主人は、こう呟きます。

(「にもつをはこばせていたろばがしんでしまった。)

「荷物を運ばせていたロバが死んでしまった。

(しょうがないから、ろばがもっていたにもつをうまにせおわせよう」)

しょうがないから、ロバが持っていた荷物をウマに背負わせよう」

(さらに、にもつだけでなく、ろばのかわをないふではぎとってしまい、)

さらに、荷物だけでなく、ロバの皮をナイフで剥ぎ取ってしまい、

(そのかわもうまのせなかにのせました。)

その皮もウマの背中に乗せました。

(「なんてことだ。つかれているろばくんをたすけなかったばかりに、)

「なんてことだ。疲れているロバくんを助けなかったばかりに、

(ろばくんはしんでしまった。)

ロバくんは死んでしまった。

(しかも、ろばくんがもっていたにもつまではこぶことになって、)

しかも、ロバくんが持っていた荷物まで運ぶことになって、

(そのうえろばくんのかわまでせなかにのせられてしまったじゃないか」)

そのうえロバくんの皮まで背中にのせられてしまったじゃないか」

(そのままたびはつづき、うまはたいへんなおもいをすることになったのです。)

そのまま旅は続き、ウマは大変な思いをすることになったのです。

(「こんなことなら、はじめからろばくんのにもつを)

「こんなことなら、はじめからロバくんの荷物を

(もってあげればよかった。)

もってあげればよかった。

(ぼくはなんてばかなんだろう。ぐすん」)

僕はなんてバカなんだろう。ぐすん」

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