目下の泥濘
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歌詞(問題文)
(ふいにあしがとまるおぼれかけたあのひとおなじ)
不意に足が止まる 溺れかけたあの日と同じ
(さびたあめがかおりつよくきみをかんじた)
錆びた雨が香り 強く君を感じた
(こころにもないどうりをいくつもあげて)
心にも無い道理をいくつも挙げて
(ひかりをまげるそのまくにはふれずにすごしてた)
光を曲げるその膜には触れずにすごしてた
(もしもやぶれてしまったらかちをみうしないそうで)
もしも破れてしまったら 価値を見失いそうで
(いつからかきみのからだはあまぐもにあいされ)
いつからか君の身体は 雨雲に愛され
(かさをさしだしきみをしったふりで)
傘を差し出し 君を知ったフリで
(そばによるとすぐにあしをとられ)
傍に寄るとすぐに足を取られ
(つまさきおろすことでわかった)
つま先 下ろすことで解った
(きみがたつばしょのふあんさを)
君が立つ場所の不安さを
(そしてあばかれたもろさのなかに)
そして暴かれた脆さの中に
(しずんだくつをむちゅうでさがした)
沈んだ靴を夢中で探した
(ありふれたことばでのなぐさめが)
ありふれた言葉での慰めが
(どれほどむりょくかをしり)
どれほど無力かを知り
(かさなったかげがはなれゆくまで)
重なった影が離れ行くまで
(ひたいをあげれずに)
額を上げれずに
(かわいたみちがどこまでもつづいて)
乾いた道が どこまでも続いて
(やっときづけたんだぼくのいちが)
やっと気付けたんだ 僕の位置が
(ふいにあしがとまるすこしさきにきみをかんじて)
不意に足が止まる 少し先に君を感じて
(さびたあめをあおぎぬかるみへふみだした)
錆びた雨を仰ぎ 泥濘へ踏み出した
(つまさきおろすことでわかった)
つま先 下ろすことで解った
(きみがあゆむみちのあやうさを)
君が歩む道の危うさを
(よけいなものはすててきた)
余計なものは棄ててきた
(もうためらわずそのうでをつかむよ)
もうためらわずその腕を掴むよ
(やっとわかったきみのいみが)
やっとわかった 君の意味が
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