天翔ル娘

(ときをこえてさいぜんせんあおきそらにつらなって)

時を越えて最前線蒼き空に連なって

(いさむたいしわをえがきめざしたしょうりのはて)

勇む大志輪を描き目指した勝利の果て

(あすをゆめみいざゆけばてんのみちをこころして)

明日を夢見いざ行けば天の道を心して

(あたえられたこのなまえかがやくきたいをちぎりにして)

与えられたこの名前輝く期待を契にして

(いはなくてもつうじあうかたりあえばおくゆかし)

言はなくても通じ合う語り合えば奥ゆかし

(しんじあえるつよさをむねにうるわしくもりんと)

信じ合える強さを胸に麗しくも凛と

(はなとなれごこうせんかさなりつないだこゆび)

華と成れ五航戦重なり繋いだ小指

(いくせんのねがいこめああゆみをひいて)

幾千の願い込め嗚呼弓を引いて

(ひとつだけちかいましょうかならずいきてかえると)

一つだけ誓いましょう必ず生きて帰ると

(そうらんにやをはなてふるはあまかけるむすめ)

騒乱に矢を放て降るは天翔ル娘

(はやてもゆるあめつちにうなるきぼうてきをのみ)

疾風燃ゆる天地に唸る希望敵を呑み

(うみにうかぶよろこびをみんなにとどけるため)

海に浮かぶ喜びを皆に届けるため

(あおぐそらにけんぱいをけしてむだにしないから)

仰ぐ空に献盃を決して無駄にしないから

(あおいほのおあかきぐんじょうりょうよくとかわしたさかずきを)

蒼い炎紅き群青両翼と交わした盃を

(ありしひびのおもいではなみださそうせれなーで)

在りし日々の思い出は涙さそうセレナーデ

(うみはすんでただあおあおとわたしたちよんでる)

海は澄んでただ青々と私達呼んでる

(りくとなれあめあがりはちまきにこめたいのり)

陸となれ雨上がり鉢巻に込めた祈り

(れきかんにさきがけていざひかりはなて)

歴艦に先駆けていざ光放て

(いつのひかわらえるとしんじていとしのせかい)

いつの日か笑えると信じて愛の世界

(せんらんにしゅうしふをゆくははてないとしても)

戦乱に終止符を行くは果てないとしても

(このじだいかえるためいのちはうまれたはずよ)

この時代変えるため命は生まれた筈よ

(きえていいともしびはどこにもないの)

消えていい灯火はどこにもないの

(かぜとなれごこうせんあいにめいじられたおとめ)

風となれ五航戦愛に命じられた艦娘

(いくおくのかなしみをそらにときはなて)

幾億の哀しみを空に解き放て

(あめとなれごこうせんながしたなみだをきよめ)

雨となれ五航戦流した涙を清め

(おわらないへいわへとふやせあまかけるむすめ)

終わらない平和へと増やせ天翔ル娘