無慈悲な運命と知りながら

(つみぶかきひとびとよここへつどえてをさしだそう)

罪深き人々よここへ集え手を差し出そう

(こわされたしあわせをあつめわらうむじひなさだめ)

壊された幸せを集め嗤う無慈悲な運命

(にくむことうらやむことなどしぜんのことわり)

憎むこと羨むことなど自然の理

(りかいしていないだけだなんてぶきよう)

理解していないだけだなんて不器用

(きよくただしくうつくしくと)

清く正しく美しくと

(きれいごとなんかはいらないの)

綺麗事なんかはいらないの

(よくでもとめてまたくずして)

欲で求めてまた崩して

(えつによいしれゆくじんせいよ)

悦に酔いしれゆく人生よ

(やみのなかうずまいたひつうなこえこころあずけ)

闇の中渦巻いた悲痛な声心預け

(しんえんのすきまからのぞくひとみなにをのぞむの)

深淵の隙間から覗く瞳何を望むの

(みてみぬふりをすることなどゆるしはしないさ)

見て見ぬ振りをすることなど許しはしないさ

(おろかきんきをやぶってなにをさけぶ？)

愚か禁忌を破って何を叫ぶ？

(ひげきをけしさりたいのなら)

悲劇を消し去りたいのなら

(わたしのところまでおいでなさい)

私の所までおいでなさい

(なみだでぬれたそのすがたが)

涙で濡れたその姿が

(なぜだかむしょうにいとおしくて)

何故だか無性に愛おしくて

(うずまいたふたしかなことばまるであざけるようだ)

渦巻いた不確かな言葉まるで嘲るようだ

(もとめてるそこのないよくをさらけだしたのなら)

求めてる底のない欲をさらけ出したのなら

(いきつくさきはこうかふこうか)

行き着く先は幸か不幸か

(すべてはかみのきのむくままに)

全ては神の気の向くままに

(ささやいたあまいこえきみはそっとゆびをのばす)

囁いた甘い声君はそっと指を伸ばす

(わかってるにげだしてすべてここでおわらせよう)

分かってる逃げ出して全てここで終わらせよう

(ひげきをけしさりたいのなら)

悲劇を消し去りたいのなら

(わたしのところまでおいでなさい)

私の所までおいでなさい

(けなげにあらがうそのすがた)

健気に抗うその姿

(なぜだかひときわうつくしくて)

何故だか一際美しくて

(やみのなかうずまいたひつうなこえこころあずけ)

闇の中渦巻いた悲痛な声心預け

(しんえんのすきまからのぞくひとみなにをのぞむ)

深淵の隙間から覗く瞳何を望む

(つみぶかきひとびとよここへつどえてをさしだそう)

罪深き人々よここへ集え手を差し出そう

(こわされたしあわせをあつめわらうむじひなさだめ)

壊された幸せを集め嗤う無慈悲な運命

(こわされたしあわせをあつめわらう)

壊された幸せを集め嗤う