点描の唄

(あなたのこえでほぐれてゆく)

貴方の声で解れてゆく

(わすれたくないとこころがいう)

忘れたくないと心が云う

(おもいでばっかふえてゆくずっとそばにいたい)

思い出ばっか増えてゆく ずっと側に居たい

(なきむしでもいいかなつよがらないでいいよ)

泣き虫でもいいかな 強がらないでいいよ

(かぎりあるこいだとしてもであえてしあわせです)

限りある恋だとしても出逢えて幸せです

(いつまでもいつまでもつづいてほしいとねがっている)

いつまでもいつまでも続いて欲しいと願っている

(てをとることはできずとも)

手を取ることは出来ずとも

(わたしはあなたをすいている)

私は 貴方を好いている

(あなたのゆめでこころやすらぐめざめたくないとぼくはいう)

貴方の夢で心安らぐ目覚めたくないと僕は云う

(おもいでばっかふえてゆくあしたもそばにいたい)

思い出ばっか増えてゆく 明日も側に居たい

(どこまでもどこまでもどんかんなぼくをしかってほしい)

どこまでもどこまでも鈍感な僕を叱って欲しい

(あたりまえがこわれることに)

当たり前が壊れることに

(きづけないくらいにこどもだけど)

気づけないくらいに子供だけど

(ちゃんとぼくはあなたをすいている)

ちゃんと僕は貴方を好いている

(わたしのぼくのじかんがとまればいいのに)

私の　僕の　時間が止まればいいのに

(ほらまたきたいをしてしまう)

ほら また期待をしてしまう

(ぐっとこらえてみるからさもしあふれだしたら)

グッと堪えてみるからさ もし溢れ出したら

(ひとみをちゃんとみてよみてよみて)

瞳をちゃんと見てよ 見てよ 見て

(あなたのかげだけのびてゆくきえてしまわないで)

貴方の影だけ伸びてゆく消えてしまわないで

(ずっとずっとこのおもいはかわらない)

ずっと　ずっと　この思いは変わらない

(いつまでもいつまでもつづいてほしいとねがっている)

いつまでもいつまでも続いて欲しいと願っている

(てをとることはできずとも)

手を取ることは出来ずとも

(すぎていくいまにだきしめられている)

過ぎていく現在 (いま) に抱きしめられている

(わたしのぼくのじかんがとまればいいのに)

私の 僕の 時間が止まればいいのに

(きょうをかみしめていよう)

今日を噛み締めていよう

(おわるななつよおわるな)

終わるな　夏よ終わるな