ウサギもカメも / サンドクロック

(おわりのぴすとるはもうなったのかもしれない)

終わりのピストルはもう鳴ったのかもしれない

(えいこうのごーるてーぷはもうきれたのかもしれない)

栄光のゴールテープはもう切れたのかもしれない

(それでもはしるかいはしるいみはあるかい)

それでも走るかい？ 走る意味はあるかい？

(なにをめざしてたかわからなくなった)

何を目指してたか わからなくなった

(あんなかみてーぷきってもなにもないかもしれない)

あんな紙テープ切っても何もないかも知れない

(それでもはしるかいはしるいみはなんだい)

それでも走るかい？ 走る意味はなんだい？

(そっけないかおでれーすはつづく)

素っ気ない顔でレースは続く

(なにもかもいやになってにげだしたくても)

何もかも嫌になって逃げ出したくても

(きみがとおくでてをふるそれだけがはしるいみだ)

君が遠くで手を振る それだけが走る意味だ

(もくてきはとうにみうしなったなにをてにするかじゃなく)

目的はとうに見失った 何を手にするかじゃなく

(ここでなにをのこせたかここでなにをわらえたか)

ここで何を残せたか ここで何を笑えたか

(まだおわりのみえないみちをはしる)

まだ終わりの見えない道を走る

(うさぎもかめも)

ウサギもカメも

(なにをはじめてみてもぶきようでこまる)

何を始めてみても不器用で困る

(あいつならもうとっくにさきへいってしまった)

あいつならもうとっくに先へ行ってしまった

(そこからはしらなくちゃあしもとをみながら)

そこから走らなくちゃ足元を見ながら

(きくみみもたずにれーすはつづく)

聞く耳持たずにレースは続く

(なげいてもわめいてもぐちをこぼしても)

嘆いても喚いても愚痴をこぼしても

(やめようとあしをとめたら)

やめようと足を止めたら

(あのひとのかおがうかんだ)

あの人の顔が浮かんだ

(あこがれはとうにみうしなった)

憧れはとうに見失った

(どこまでいけるかじゃなく)

何処まで行けるかじゃなく

(ここでなにをのこせたかここでなにをわらえたか)

ここで何を残せたか ここで何を笑えたか

(つづくごーるてーぷまでのみちをはしる)

続くゴールテープまでの道を走る

(うさぎもかめも)

ウサギもカメも

(あっけなくいつかれーすはおわる)

あっけなくいつかレースは終わる

(ふりかえるそのばしょできみとわらえるかな？)

振り返るその場所で君と笑えるかな？

(きみがとおくでてをふる)

君が遠くで手を振る

(それだけがはしるいみだ)

それだけが走る意味だ

(もくてきはとうにみうしなった)

目的はとうに見失った

(なにをてにするかじゃなく)

何を手にするかじゃなく

(ここでなにをのこせるかここでなにをわらえるか)

ここで何を残せるか ここで何を笑えるか

(まだおわりのみえないみちをはしる)

まだ終わりの見えない道を走る

(うさぎもかめも)

ウサギもカメも