咲いて咲いて切り裂いて

(こんなちいさなへやでぼくらはなにかをさぐりあいながら)

こんな小さな部屋で僕らは何かを探り合いながら

(たがいのこころどこにあるのかいまだにわからないまま)

互いの心　何処にあるのか未だに解らないまま

(あすのしごとにさしつかえないくらいのよいかただったら)

明日の仕事に差し支えないくらいの酔い方だったら

(きみのはいたあのことばのいみももうすこしわかったかもなぁ)

君の吐いた　あの言葉の意味も　もう少し解ったかもなぁ

(じょうねんはｈｉになるほどりせいをうちまかし)

情念はHiになる程　理性を打ち負かし

(せいかくなはんだんをにぶらせてめをふさぐ)

正確な判断を鈍らせて目を塞ぐ

(なにもいわずになにもいえずにぼくらはなにをかんがえていたの？)

何も言わずに　何も言えずに　僕らは何を考えていたの？

(きみのとがったつめがいたい)

君の尖った爪が痛い

(ぼくのこころときみのこころもひとつになれたらそりゃあすてきだね)

僕の心と　君の心も一つになれたら　そりゃあ素敵だね

(よるをあたためあおう)

夜を暖め合おう

(なんかささいなぼくのことばできみがきずついているなら)

何か些細な僕の言葉で君が傷付いているなら

(おろかなぼくにつまづいたりゆうをおしえてくれないか)

愚かな僕に　つまづいた理由を教えてくれないか

(ものうげなきみのよこがおをはじめてみたよるに)

物憂げな君の横顔を初めて見た夜に

(かれていたぼくのこころふるえたいたいくらい)

枯れていた僕の心震えた　痛いくらい

(なにもいらないほかにいらないきみといるこのときだけがすべて)

何も要らない　他に要らない　君と居るこの時だけが全て

(あすもみえないほどのこうよう)

明日も見えない程の高揚

(きみがなくならそばにいるからはなれられないふたりでいたいよね)

君が泣くなら　側に居るから　離れられない二人でいたいよね

(たとえきれいごとでも)

たとえ　綺麗事でも

(さきみだれてあいをかんじましょう)

咲き乱れて愛を感じましょう

(こいいだいてきずつけあっていよう)

恋抱いて傷付け合っていよう

(ゆめえがいていまをぬりつぶそう)

夢描いて今を塗り潰そう

(ふたりここにいよう)

二人　此処に居よう

(いつかきみとあえなくなるのならばこのおもいをすべてとどけてしまおう)

いつか君と会えなくなるのならばこの想いを全て届けてしまおう

(なにもいわずになにもきかずにぼくらはなにをかんがえていたの？)

何も言わずに　何も訊かずに　僕らは何を考えていたの？

(きみのかんだくちびるがいたい)

君の噛んだ唇が痛い

(きみわらうならぼくわらうからいつでもこのふたりでいたいよね)

君笑うなら　僕笑うから　いつでもこの二人でいたいよね

(いつかはなれようとも)

いつか　離れようとも

(さきみだれてあいをかんじましょう)

咲き乱れて愛を感じましょう

(こいいだいてきずつけあっていよう)

恋抱いて傷付け合っていよう

(ゆめえがいていまをぬりつぶそう)

夢描いて今を塗り潰そう

(ふたりここにいよう)

二人　此処に居よう