きめつタイピング

(おれはやさしいからほうっておけないぜ)

「俺は優しいから放っておけないぜ」

(そうわたしおこってるんですよたんじろうくん)

そう　私怒ってるんですよ　炭治朗君

(ずっとずーっとおこってますよ)

ずっとずーっと怒ってますよ

(おれはきみをすごくしんぱいしたんだぜ！)

「俺は君を凄く心配したんだぜ！」

(ほんとあたまにくるふざけるなばか)

ほんと頭にくる　ふざけるな馬鹿

(なんでどくきかないのよこいつばかやろう)

なんで毒効かないのよコイツ　馬鹿野郎

(おれといっしょにじごくにいかない？)

「俺と一緒に地獄に行かない？」

(とっととくたばれくそやろう)

「とっととくたばれ糞野郎」

(もういいから。もううそばっかりつかなくていいから)

「もういいから。もう嘘ばっかり吐かなくていいから」

(あなた、なんのためにうまれてきたの？)

「貴方、何のために生まれてきたの？」

(みっともないから、さっさとしんだほうがいいよ)

「みっともないから、さっさと死んだほうがいいよ」

(おれはこどものころからやさしかったしかしこかった)

おれは子供の頃から優しかったし賢かった

(かわいそうなひとたちをいつだってたすけてあげたししあわせにしてあげた)

可哀想な人たちをいつだって　助けてあげたし幸せにしてあげた

(しあわせのみちはずっとずっととおくまでつづいてるとおもいこんでた)

幸せの道はずっとずっと遠くまで　続いてると思いこんでた

(はかいされてはじめてそのしあわせがうすいがらすのうえにのっていたものだときづく)

破壊されて初めてその幸せが　薄いガラスの上に乗っていたものだと気づく

(まだこわされていないだれかのこうふくをつよくなってまもりたいとおもった)

まだ壊されていない誰かの幸福を　強くなって守りたいと思った

(かわいそうにごくらくなんてそんざいしないんだよ)

可哀想に　極楽なんて存在しないんだよ

(あたまがわるいとつらいよね)

頭が悪いとつらいよね

(まもりたかった)

守りたかった

(いのちをかけてまもりたかったいっしょにいえへかえりたかった)

命をかけて守りたかった　一緒に家へ帰りたかった