負け越し勝負師　森翼

(だれにもいえないかこがあった)

誰にも言えない過去があった

(きみにもみせないかおがあった)

君にも見せない顔があった

(ゆえ、かみあわせがわるくなった)

故、噛み合わせが悪くなった

(ことばふせるほかなかった)

言葉伏せる他無かった

(そうやっていつだっておれだって)

そうやっていつだって俺だって

(さまよってないてる)

彷徨って泣いてる

(さよならがちのげーむをきたいする)

サヨナラ勝ちのゲームを期待する

(もどれないかえれない)

戻れない　帰れない

(それもいいそれでもいい)

それもいい　それでもいい

(みたびのよりみち)

三度の寄り道

(それもいいそれでもいい)

それもいい　それでもいい

(やまないあめはないひとはいった)

「止まない雨はない」人は言った

(このままかぜをひくのもいいか)

このまま風邪をひくのもいいか

(しんごうまばたきするじかんに)

信号瞬きする時間に

(ゆいいついきてるのぞけていた)

唯一「生きてる」覗けていた

(こうやってむねはってるおれだって)

こうやって胸張ってる俺だって

(さまよってないてる)

彷徨って泣いてる

(ぜったいふかけつなんばーわんだよ)

絶対不可欠N0.1だよ

(もどれないかえれない)

戻れない　帰れない

(それもいいそれでもいい)

それもいい　それでもいい

(はったりのあいづち)

ハッタリのあいづち

(それもいいそれでもいい)

それもいい　それでもいい

(いつまでたってもなおらないな)

いつまで経っても治らないな…

(きげんぎれのゆめはどこにもないんだよ)

期限切れの夢はどこにもないんだよ

(おわれないことばが)

終われない言葉が

(いまでもひびいてる)

今でも響いてる