スイセイ２号　R sound design

(あめのまちみとれてきみのかさをさがした)

雨ノ街見蕩レテ　君ノ傘ヲサガシタ

(そんなひびかきけすようなあおいはな)

ソンナ日々掻キ消スヨウナ　青イ花

(ゆめをみていたしずかなあさにそとはあまおとけだるいしらべ)

夢を見ていた静かな朝に　外は雨音気怠い調

(しめるにおいとおもいまぶたはつめたいみずとはなのかおりで)

湿る匂いと重い瞼は　冷たい水と花の香りで

(めざめてはじまるすんだきょう)

目覚めて始まる　澄んだ今日

(ぬれるあしもとすこしたちどまる)

濡れる足元少し立ち止まる

(あめのまちをおよぐかさのむれにまぎれて)

雨の街を泳ぐ　傘の群れに紛れて

(きみのかげもとめてるどこかできいたおとがする)

君の影求めてる　何処かで聴いた音がする

(ゆれるあおいきおくふかいうみしずめてよ)

揺れる青い記憶　深い海沈めてよ

(むねのきずあめににじんだおもいでを)

胸の傷　雨に滲んだ思い出を

(つないだゆびをほどいたよるもまどべでわらうはなをみていたの？)

繋イダ指ヲ解イタ夜モ　窓辺デ笑ウ花ヲ見テイタノ？

(まいてながれてかえるきょうがおわる)

巻いて流れて帰る　今日が終わる

(ゆめをみていたしずかなあさにそとはあまおときのうとおなじ)

夢を見ていた静かな朝に　外は雨音昨日と同じ

(しめるにおいはらっておもいまぶたこじあけつめたいみずにうかんだはなびら)

湿る匂い払って重い瞼抉じ開け　冷たい水に浮かんだ花弁

(こうしてはじまるくすんだきょうぬれるあしもとみじんもきにとめず)

こうして始まるくすんだ今日　濡れる足元微塵も気に留めず

(あめのまちにうかぶかさのはなかきわけて)

雨の街に浮かぶ　傘の花掻き分けて

(きみとであったばしょへあのとききいたおとがする)

君と出会った場所へ　あの時聴いた音がする

(またあめにぬれてしまうきみのすきなはなよ)

また雨に濡れてしまう　君の好きな花よ

(こんなぼくをかきけしてよ)

こんな僕を掻き消してよ

(あおいはな)

青い花