はいからさんが通る／南野陽子

(あさもやにけむってるうんめいのわかれみち)

朝もやに煙ってる 運命の分かれ道

(あなたにであってしまって)

あなたに出会ってしまって

(あやういほうへあるきだしたの)

危ういほうへ歩き出したの

(こもれびがおどるひはわらいころげたりして)

木漏れ日が踊る日は 笑い転げたりして

(くもったかぜがはしるひは)

曇った風が走る日は

(こころのおくがきゅんとおとをたてた)

心の奥がキュンと音を立てた

(くちびるをかさねたかずでは)

くちびるを重ねた数では

(きもちをつなぎとめられないしってるけど)

愛情を繋ぎ止められない　知ってるけど

(りりしくこいしてゆきたいんですわたし)

凛々しく恋してゆきたいんです私

(きずつくことによわむしなんて　おとめがすたるもの)

傷つくことに弱虫なんて 乙女がすたるもの

(ややこしいかけひきはにがてですわたし)

ややこしい駆け引きは苦手です私

(はれたそらがすきです)

晴れた空が好きです

(ふたりでとおりすぎたいくつものわかれみち)

二人で通り過ぎた いくつもの分かれ道

(しろいはながかおるときもみのるきせつも)

白い花が香るときも 実る季節も

(いつもいっしょだった)

いつも一緒だった

(よりそいつづけるためならば)

寄り添い続けるためならば

(さからわずなんでもいうこときけるけど)

逆らわず何でもいうこと聞けるけど

(りりしくこいしてゆきたいんですわたし)

凛々しく恋してゆきたいんです私

(あなたしだいでいきてくようなおとめじゃかなしいわ)

あなた次第で生きてくような乙女じゃ 悲しいわ

(じぇらしーでたまにとりみだしますわたし)

ジェラシーでたまに取り乱します私

(じぶんらしくゆきます)

自分らしくゆきます

(ふれあうはだのぬくもりほど)

触れ合う肌のぬくもりほど

(さきゆきはたしかじゃないことしってるけど)

先行きは確かじゃないこと　知ってるけど

(たとえなみだのあらしがきたってへいき)

たとえ涙の嵐が来たって 平気

(あなたとみたあおぞらがいちばんむねにかがやくわ)

あなたと見た青空が　いちばん胸に輝くわ

(わかれてもまたであえばいいものへいき)

別れてもまた出逢えばいいもの　平気

(まえをむいてゆきます)

前を向いてゆきます

(うつむかずにあるきたいの)

うつむかずに歩きたいの

(あなたへのいとしさも)

あなたへの愛しさも

(せつなさもまっすぐみつめて)

せつなさも　まっすぐ見つめて

(りりしくこいしてゆきたいんですわたし)

凛々しく恋してゆきたいんです 私

(きずつくことによわむしなんておとめがすたるもの)

傷つくことに弱虫なんて 乙女がすたるもの

(りりしくこいしてゆきたいんですわたし)

凛々しく恋してゆきたいんです私

(はれたそらがすきです)

晴れた空が好きです