私の空／岡村孝子

(じゅうたくがいへつづくみち)

住宅街へ続く道

(あおいつきあかりほほをかすめてる)

青い月明り　ほほをかすめてる

(こころのなかをみすかした)

心の中を見透かした

(あわいまなざしをかたにかんじてた)

淡いまなざしを　肩に感じてた

(かなしいきもちできのうをふりむくひは)

悲しい気持ちで　昨日をふりむく日は

(こころのそらにほしをさがすの)

心の空に星を探すの

(そしてわずかなゆめさえなくしてしまわぬよう)

そして　わずかな夢さえ　失くしてしまわぬよう

(そっとねがいをむねにつぶやいた)

そっと願いを胸に　つぶやいた

(びるのたにまをすりぬけて)

ビルの谷間を　すりぬけて

(ひくくたれこめたくもがながれてる)

低くたれこめた　雲が流れてる

(おなじいきかたくりかえして)

同じ生き方　くり返して

(ほしいものさえいまはまるでわからない)

欲しいものさえ　今はまるでわからない

(やさしいきもちになれずにたたずむひは)

優しい気持ちになれずに　たたずむ日は

(こころのそらをあおくえがいて)

心の空を　青く描いて

(いつかおおきなつばさではばたくそのひのため)

いつか大きな翼で　はばたくその日のため

(ながれるくもをずっとみつめてた)

流れる雲を　ずっと見つめてた

(だれかのひとみになみだがにじむときも)

誰かの瞳に　涙がにじむ時も

(こころのそらをあおくえがいて)

心の空を　青く描いて

(そしてかなしいきもちもきのうもすべてけして)

そして　悲しい気持ちも　昨日もすべて消して

(あしたもういちどうまれかわるから)

明日もう一度　生まれかわるから