サラダボウル

(こころとかんしょくのかいりをいまはげしくかんじている)

心と感触の乖離を今激しく感じている

(やましいきもちでむねがみちてかげっていく)

疚しい気持ちで胸が満ちて陰っていく

(こきゅうおんがひとつだけのこりあたりはせいにみちている)

呼吸音が一つだけ残り辺りは静に満ちている

(あたまをとぎすましてせかいをみてちゅうしんをめざしていく)

頭を研ぎ澄まして世界を見て中心を目指して行く

(たしかなことはおわり、えいこうはかげにしずんでうつらなくなっていく)

確かな事は終わり、栄光は影に沈んで映らなくなっていく

(いまだけはいいたくないこんなんじゃまだたりない)

今だけは言いたくない　こんなんじゃまだ足りない

(ねぇきっといつかきめらんないようなことがさいていなひびをともなっておいすがってくる)

ねぇきっといつか決めらんないような事が最低な日々を伴って追い縋ってくる

(いくらのみこめるようねがってもじぶんのせかいをすくえないの)

幾ら飲み込めるよう願っても自分の世界を救えないの

(さぁつきとめたいよるべないしんこうしんはかくさないで)

さぁ突き止めたい　寄る辺ない信仰心は隠さないで

(わらいすぎてなけるくだらなくてなけるこけおどしならばなおさらよけいだ)

笑いすぎて泣ける　下らなくて泣ける　虚仮威しならば尚更余計だ

(いまはどこにつながるのかすぎたことばはどこにやどるのか)

今は何処に繋がるのか　過ぎた言葉は何処に宿るのか

(わからない！ぜんぶこのみにそまっていく)

分からない！全部この身に染まっていく

(さよならここでおわり、せいとうなはぐをこばんでいきながらくさってく)

さよなら　ここで終わり、正当なハグを拒んで活きながら腐ってく

(いまだけはゆるされたいこんなんじゃなにもかもむすべない)

今だけは許されたい　こんなんじゃ何もかも結べない

(ねぇきっといつかうけとめきれないひかりがぼうぎゃくなあいをともなっておいすがってくる)

ねぇきっといつか受け止めきれない光が　暴虐な愛を伴って追い縋ってくる

(ゆくらゆくらただよってきたわたしをみつめないでここからほどいて)

ゆくらゆくら漂ってきた私を見つめないで此処から解いて

(からまらないでたたかわないでかかわらないでかさならないでいらない)

絡まらないで　戦わないで　関わらないで　重ならないで　いらない

(はばたかないであらがわないでさからわないで)

羽ばたかないで　抗わないで　逆らわないで

(もううつらうつら)

もううつらうつら

(ねぇいつかきめらんないようなことがさいていなひびをともなっておいすがってくる)

ねぇいつか決めらんないようなことが最低な日々を伴って追い縋ってくる

(いくらつながりをほどいていてもどこかでまたつながる)

幾ら繋がりを解いていても何処かでまた繋がる

(いくらきめらんないようなことがどんなにさいていでもいまはおもいだしていこう)

幾ら決めらんないようなことがどんなに最低でも今は思い出していこう