だるまさんがころんだ
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歌詞(問題文)
(それは、あらしのようにとつじょとしてあらわれぼくをゆびさしていった)
それは、嵐のように突如として現れ僕を指さして言った
(「さああそびましょ、あなたのたからものはあずかっているわ」)
「さあ遊びましょ、あなたの宝物は預かっているわ」
(わけのわからぬことをとまわりをみれば、しょうきのさたなし)
わけのわからぬ事をと周りを見れば、正気の沙汰なし
(「あたしがおにね」というやつをよそめに、ふくろこうじ)
「あたしが鬼ね」と言う奴を余所目に、袋小路
(かのじょをえさにしてさきんじよう)
彼女を餌にして先んじよう
(まて、なかまをてにかけるなんて「どういうりょうけんだ!」)
待て、仲間を手に掛けるなんて「どういう了見ダ!」
(どこかにだかいさくがあるはず)
どこかに打開策があるはず
(さあ、しこうをめぐらすのだ)
さあ、思考を巡らすのだ
(だるまさんがころんだ、つられてぼくもころんだ)
だるまさんがころんだ、つられて僕も転んだ
(そのままじめんにふせた、なまえはよばれなかった)
そのまま地面に伏せた、名前は呼ばれなかった
(だるまさんがころんだ、かのじょがかすかによろけた)
だるまさんがころんだ、彼女がかすかによろけた
(ゆらりそちらをみやった、なまえよばれかのじょはつかまった)
ゆらりそちらを見やった、名前呼ばれ彼女は捕まった
(それは、いるだけであせのながれおちるあついなつのひであった)
それは、居るだけで汗の流れ落ちる暑い夏の日であった
(めのまえのおもしろいこはまめでっぽうくらったはとのよう)
目の前の面白い子は豆鉄砲くらった鳩のよう
(うごかぬくちのかわりにめでうったえる「しょうきのさたなし」)
動かぬ口の代わりに目で訴える「正気の沙汰なし」
(でもそんなざつねんにとらわれていては、ふくろこうじ)
でもそんな雑念にとらわれていては、袋小路
(かれをおとりにしてうらかけば?)
彼を囮にして裏かけば?
(ああ、なかまをてにかけるなんて「とってもじょうじょうね!」)
ああ、仲間を手に掛けるなんて「とっても上々ね!」
(さらにこうとうなかおをみせとくれ)
更に荒唐な表情を見せとくれ
(さあ、しこうをめぐらすのだ)
さあ、思考を巡らすのだ
(だるまさんがころんだ、つられてぼくもころんだ)
だるまさんがころんだ、つられて僕も転んだ
(そのままじめんにふせた、なまえはよばれなかった)
そのまま地面に伏せた、名前は呼ばれなかった
(だるまさんがころんだ、かれがわずかにふらついた)
だるまさんがころんだ、彼がわずかにふらついた
(ゆらりそちらをみやった、なまえよばれかれはつかまった)
ゆらりそちらを見やった、名前呼ばれ彼は捕まった
(だるまさんがころんだ、はやくしないとつれてっちゃうよ)
だるまさんがころんだ、はやくしないと連れてっちゃうよ
(だるまさんがころんだ、はやくしないとゆびきっちゃうよ)
だるまさんがころんだ、早くしないと指切っちゃうよ
(だるまさんがころんだ、はやくしないとさめきっちゃうよ)
だるまさんがころんだ、早くしないと冷めきっちゃうよ
(だるまさんがころんだ、だるまさんがころんだ)
だるまさんがころんだ、だるまさんがころんだ
(しんけんしょうぶというにはふじょうりな)
真剣勝負と云うには不条理な
(このちょくせんきょりだけどうにかちぢめたい)
この直線距離だけどうにか縮めたい
(すいもあまいものみこんで)
酸いも甘いも飲み込んで
(さあ、しこうをめぐらすのだ)
さあ、思考を巡らすのだ
(だるまさんがころんだ、ぜんそくりょくでかけた)
だるまさんがころんだ、全速力でかけた
(さきのきずはいたくなかった、いたみすらしこうのそとだった)
先の傷は痛くなかった、痛みすら思考の外だった
(だるまさんがころんだ、やつのせなかにふれた)
だるまさんがころんだ、奴の背中に触れた
(かれらはいしきをもどした、いっせいにおりかえせ!)
彼等は意識を戻した、一斉に折り返せ!
(だるまさんがころんだ、ぜんそくりょくでかけた)
だるまさんがころんだ、全速力でかけた
(さきのきずはいたくなかった、いたみすらしこうのそとだった)
先の傷は痛くなかった、痛みすら思考の外だった
(「とまれ!」とてをあげさけんだ、からだがうごかなくなった)
「止まれ!」と手を挙げ叫んだ、身体が動かなくなった
(やつはまっすぐちかづいた、ぼくのまえでぴたりとていしした)
奴は真っ直ぐ近づいた、僕の前でぴたりと停止した
(「ひがくれるからもうかえろ」)
「日が暮れるからもう帰ろ」