恋の恋による恋のための恋

(いきづらいひがんばなうじのわいたこころが)

生きづらい彼岸花　蛆の湧いた心が

(きみのえがおとこえでまたみゃくうちはじめた)

君の笑顔と声で また脈打ち始めた

(よいやみのかえりみちいっしょにあいすたべた)

宵闇の帰り道　一緒にアイス食べた

(むねのおくにほんねをしまいこんで)

胸の奥に本音をしまいこんで

(ぶざまにこいにおちたぶざまにこいにおちた)

無様に恋に落ちた　無様に恋に落ちた

(はくひょうのうえひばなちらしてまうように)

薄氷の上　火花散らして舞うように

(ぶざまにこいにおちたぶざまにこいにおちた)

無様に恋に落ちた　無様に恋に落ちた

(かつてそうばかにしていたあわいこいだった)

かつて　そう　馬鹿にしていた　淡い恋だった

(ようちなこいだったしっぱいだらけの)

幼稚な恋だった　失敗だらけの

(あのひこいにこいしてあのひこいにこいして)

あの日　恋に恋して　あの日　恋に恋して

(やがてこいをころしてころしてころして)

やがて　恋を殺して　殺して　殺して

(あふれだすおもいでちまみれのゆうやけ)

溢れだす思い出　血まみれの夕焼け

(ひとりぼっちのへやでとどめさせないまま)

ひとりぼっちの部屋で　とどめ刺せないまま

(あのひこいにこいしてひとみたいなかおして)

あの日　恋に恋して　人みたいな顔して

(くるおしいこいのこいによるこいのためのこいは)

狂おしい　恋の恋による恋のための恋は

(こいはみがってなこいだった)

恋は　身勝手な恋だった

(まにゅあるをうたがってかけひきはへたくそで)

マニュアルを疑って　駆け引きはヘタクソで

(しあわせなしょうらいをあてもなくしんじてた)

幸せな将来を　あてもなく信じてた

(おもわくはすれちがいかちかんはくいちがい)

思惑はすれ違い　価値観は食い違い

(ふたりのわらいごえがとおざかって)

二人の笑い声が遠ざかって

(みじゅくなこいをしったみじゅくなこいをしった)

未熟な恋を知った　未熟な恋を知った

(がいとうのしたはしゃぎまわるむしのように)

街灯の下　はしゃぎ回る虫のように

(みじゅくなこいをしったみじゅくなこいをしった)

未熟な恋を知った　未熟な恋を知った

(いたかったでしょ)

「痛かったでしょ？」

(あのひこいにこいしてあのひこいにこいして)

あの日　恋に恋して　あの日　恋に恋して

(やがてこいをなくしてなくしてなくして)

やがて　恋を亡くして　亡くして　亡くして

(きずだらけのきもちきりきざんだみかづき)

傷だらけの気持ち　切り刻んだ三日月

(たのしかったぶんだけすてにくくなったな)

楽しかった分だけ　捨てにくくなったな

(あのひこいにこいしてくだらないうそついて)

あの日　恋に恋して　くだらない嘘ついて

(あさましいこいのこいによるこいのためのこいは)

浅ましい　恋の恋による恋のための恋は

(こいはくさってもこいだった)

恋は　腐っても恋だった

(ようちなこいだった)

幼稚な恋だった

(あのひこいにこいしてあのひこいにこいして)

あの日　恋に恋して　あの日　恋に恋して

(やがてこいをころしてころしてころして)

やがて　恋を殺して　殺して　殺して

(ころしてころしてころしてころして)

殺して　殺して　殺して　殺して

(ころしてころしてもきえない)

殺して　殺しても　消えない

(あのひこいにこいしてあのひこいにこいして)

あの日　恋に恋して　あの日　恋に恋して

(やがてこいをころしてころしてころして)

やがて　恋を殺して　殺して　殺して

(あふれだすおもいでちまみれのゆうやけ)

溢れだす思い出　血まみれの夕焼け

(ひとりぼっちのへやでとどめさせないまま)

ひとりぼっちの部屋で　とどめ刺せないまま

(あのひこいにこいしてひとみたいなかおして)

あの日　恋に恋して　人みたいな顔して

(くるおしいこいのこいによるこいのためのこいは)

狂おしい　恋の恋による恋のための恋は

(こいはこいはよくあるあやまちだったけど)

恋は　恋は　よくある過ちだったけど

(それでもたしかにこいだった)

それでも　確かに　恋だった

(たしかにこいだった)

確かに　恋だった