終点
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歌詞(問題文)
(ふつうにうまれふつうにおとなになる)
普通に生まれ、普通に大人になる
(まわりもかぞくもふつうでわたしはまえにならう)
周りも家族も普通で私は前に習う
(じんせいのはじめのころからばくぜんとかたちにあった)
人生の初めの頃から漠然と形にあった
(いつのまにかまわりがすこしずつきえさり)
いつの間にか”周り”が少しずつ消え去り
(のこされたのはひどくよごれたにっきちょうと)
残されたのは酷く汚れた日記帳と
(ひっかいたきずあとだけだった)
引っ掻いた傷跡だけだった
(ひていされたじんせいがだれかのすくいになって)
否定された人生が誰かの救いになって
(まちがいじゃなかったといつかいえるひがくるのか)
「間違いじゃなかった」といつか言える日が来るのか?
(うまれたときからなんてそんなことはなくても)
生まれた時からなんてそんなことは無くても
(とちゅうでひろいあげたそれがわたしのすべてで)
途中で拾い上げたそれが私の全てで
(てにとったものはときにはせおえないげんじつを)
手に取った物は時には背負えない現実を
(するどくつきつけるそれでもてばなすのはおしかったんだ)
鋭く突き付ける それでも手放すのは惜しかったんだ
(たんちょうなひびまえぶれもなくみうしなう)
単調な日々、前触れもなく見失う
(いまのありかたをずっとそうてさぐりでいろがない)
今の在り方を ずっとそう 手探りで色が無い
(じんせいはいちどきりだとくちをそろえていうけれど)
人生は一度切りだと口を揃えて言うけれど
(ひげんじつてきだいまここでしんだらほんとうににたびとめざめないのか)
非現実的だ 今ここで死んだら本当に二度と目覚めないのか
(そんなくだらないことをかんがえてまたひをおとす)
そんな下らない事を考えてまた日を落とす
(ぜんぶうけとめてとかそこにだれもいなくても)
全部受け止めてとかそこに誰も居なくても
(ねがってしまうんだよわたしはよわさをかかえて)
願ってしまうんだよ私は弱さを抱えて
(うまれたときからなんてそんなことはなくても)
生まれた時からなんてそんなことは無くても
(じぶんできめたばしょでさいごをむかえおわると)
自分で決めた場所で最期を迎え終わると
(とりもどせないものがあふれてこわれてしまっても)
取り戻せない物が溢れて壊れてしまっても
(わたしはここにいるからだがうごかなくなるそのときまで)
私は此処にいる 身体が動かなくなるその時まで
(あたえられたじんせいがだれかのすくいになって)
与えられた人生が誰かの救いになって
(まちがいじゃなかったとわらいあうひがくるだろう)
「間違いじゃなかった」と笑い合う日が来るだろう
(うまれたときからなんてそんなものはなくても)
生まれた時からなんてそんなものは無くても
(しかばねをこえていまここにたちてをあげよう)
屍を超えて今此処に立ち手を上げよう
(てにとったものがいつしかじぶんをあやめても)
手に取ったものがいつしか自分を殺めても
(それでいいとどけようわたしのこえがしゅうてんにたどりつくまで)
それでいい 届けよう 私の声が終点に辿り着くまで