バイバイ【佐香智久】

(ほしのないなきつかれたよるに)

星のない泣き疲れた夜に

(ふかいもりにまよいこんで)

深い森に迷い込んで

(うすぐらいみちをぬけちいさな)

薄暗い道を抜け小さな

(あかりをさがしてあるいた)

あかりを捜して歩いた

(どんなにつよいてきがでても)

どんなに強い敵が出ても

(ぼくならかてるはずだって)

僕なら勝てるはずだって

(ひたすらただたちむかっても)

ひたすらただ立ち向かっても

(おもいどおりにいかなくて)

思い通りに行かなくて

(きずつくことがこわくなって)

傷つく事が恐くなって

(いいわけのたてがふえていく)

言い訳の盾が増えていく

(あきらめられたららくなのに)

諦められたら楽なのに

(ぼくはそんなゆうきもなくて)

ぼくはそんな勇気もなくて…

(こたえをさがしてまたまよって)

答えを探してまた迷って

(まだはっぴーえんどはとおいけど)

まだハッピーエンドは遠いけど

(きっといつかたどりつけるよって)

きっといつか辿り着けるよって

(もがいてるぼくをしんじなくちゃ)

もがいてる僕を信じなくちゃ

(たたかうためにふりかざした)

戦うために振りかざした

(やいばはぼくをむいているんだ)

刃は僕を向いているんだ

(ほんとはもうきづいていたんだ)

ほんとはもう気付いていたんだ

(てきはぼくのなかにいることばいばい)

敵は僕の中にいる事　バイバイ

(きづけばどこかでみたような)

気付けばどこかで見たような

(ふかいもりにまよいこんで)

深い森に迷い込んで

(いつでもてさぐりですすんで)

いつでも手さぐりで進んで

(まようのはもうなんどめだ)

迷うのはもう何度目だ…

(それでもぼくはこのせかいで)

それでも僕はこの世界で

(いつもなにかをさがしてきた)

いつも何かを探してきた

(いくあてなんてないけどもう)

行くあてなんてないけどもう

(こうかいだけはしたくないから)

後悔だけはしたくないから

(よわきなもうひとりのじぶんが)

弱気なもう一人の自分が

(ぼくのむかうみちをはばんでも)

僕の向かう道を阻んでも

(どんなかくごよりかたいけんで)

どんな覚悟より堅い剣で

(ふりはらってまえにすすまなくちゃ)

振り払って前に進まなくちゃ

(よくあるおとぎばなしみたいに)

よくあるおとぎ話みたいに

(ただはっぴーえんどをまってても)

ただハッピーエンドを待ってても

(いつまでもこないことぐらいは)

いつまでも来ない事ぐらいは

(こんなぼくでもわかってるから)

こんな僕でもわかってるから

(すこしでもまえにまえにあるいてきたこと)

少しでも　前に　前に　歩いてきた事

(いつだってまよいながらすすんできたこと)

いつだって　迷いながら　進んできた事

(かっこわるくたっていいんだ)

カッコ悪くたっていいんだ

(きれいじゃなくたっていいんだ)

キレイじゃなくたっていいんだ

(ぼくのものがたりをじぶんのみちをいっぽいっぽすすめたなら)

僕の物語を　自分の道を　一歩一歩進めたなら

(もうどんなときも)

もうどんな時も…

(こたえをさがしてまたまよって)

答えを探してまた迷って

(まだはっぴーえんどはとおいけど)

まだハッピーエンドは遠いけど

(きっといつかたどりつけるよって)

きっといつか辿り着けるよって

(もがいてるぼくをしんじなくちゃ)

もがいてる僕を信じなくちゃ

(たたかうためにふりかざした)

戦うために振りかざした

(やいばはぼくをむいているんだ)

刃は僕を向いているんだ

(ほんとはもうきづいていたんだ)

ほんとはもう気付いていたんだ

(てきはぼくのなかにいることばいばい)

敵は僕の中にいる事　バイバイ