星のかけら／笹木勇一郎

(きょうまでにふりつもった)

今日までに降り積もった

(こうかいはぎせいか？)

後悔は犠牲か？

(といかけはつづいている)

問いかけは続いている

(もうすぐやみをやぶるあさがむかえにくる)

もうすぐ暗闇を破る　朝が迎えにくる

(ちいさなにもつかかえて)

小さな荷物抱えて

(おおきなふねにのった)

大きな船に乗った

(みをきるさむさもなみも)

身を切る寒さも波も

(むねのほのおをかきけすことはなかった)

胸の焔をかき消す事はなかった

(ながされながらもがきながら)

流されながら　もがきながら

(あいせるじぶんをさがしてる)

愛せる自分を探してる

(ほしのかけらひとつひとつあつめて)

星のかけら一つ一つ集めて

(このよぞらにかがやくみらいえがくよ)

この夜空に輝く未来描くよ

(たとえだれにもみえないひかりでも)

たとえ誰にも見えない光でも

(かまわないそれでいい)

かまわない　それでいい

(いのちをもやしたい)

命を燃やしたい

(きょうまでにこぼしてきた)

今日までに零してきた

(なみだではながさいた)

涙で花が咲いた

(ぼくのいたみをしらずに)

僕の痛みを知らずに

(だれかがそれをむじゃきにあいしてくれた)

誰かがそれを無邪気に愛してくれた

(なにもしらないこのうたも)

何も知らないこの歌も

(きっとだれかにとどくように)

きっと誰かに届くように

(ほしのかけらひとつひとつあつめて)

星のかけら一つ一つ集めて

(このよぞらにかがやくみらいえがくよ)

この夜空に輝く未来描くよ

(たとえきずついてぼろぼろになっても)

例え傷ついてボロボロになっても

(かまわないそれでいい)

かまわない　それでいい

(もうにげたりしない)

もう逃げたりしない

(ゆめのかけらひとつひとつあつめて)

夢のかけらひとつひとつ集めて

(このよぞらにもういちどみらいえがくよ)

この夜空にもう一度未来描くよ

(たとえだれにもみえないひかりでも)

例え誰にも見えない光でも

(かまわないそれでいい)

かまわない　それでいい

(あらしをこえてゆこう)

嵐を越えてゆこう

(ほしのかけらひとつひとつあつめて)

星のかけら一つ一つ集めて

(このよぞらにかがやくみらいえがくよ)

この夜空に輝く未来描くよ

(たとえぼろぼろになっても)

例えボロボロになっても

(かまわないそれでいい)

かまわない　それでいい

(もうにげたりしない)

もう逃げたりしない