アバンチュール

(いつだってこいはいっぽうつうこうでかえってこない)

いつだって恋は一方通行で帰ってこない

(いわれなれたことばなんか)

言われなれた言葉なんか

(きみにいったってかわらないよな)

君に言ったって変わらないよな

(でもこんやだけは)

でも今夜だけは

(きみはつごうのいいようにわすれてよ)

君は都合のいいように忘れてよ

(ぼくはよっぱらったふりでもするからさ)

僕は酔っぱらったふりでもするからさ

(ゆうぐれどきぼくときみふたり)

夕暮れ時僕と君二人

(がいとうとひとのなみ)

街灯と人の波

(このけしきのなかにこのままとけて)

この景色の中にこのまま溶けて

(だれにもみつからないように)

誰にも見つからないように

(こんやはふたりで)

今夜はふたりで

(いつだってあいはきみにとどかないままで)

いつだって愛は君に届かないままで

(ただのおしつけみたいになってしまってないかな)

ただの押し付けみたいになってしまってないかな

(いわれなれたことばよりももっと)

言われなれた言葉よりももっと

(たいせつなものをきみにあげたいんだ)

大切なものを君に上げたいんだ

(きみはつごうのいいようにわすれてよ)

君は都合のいいように忘れてよ

(ぼくはよっぱらったふりでもするからさ)

僕は酔っぱらったふりでもするからさ

(なれないまちぼくときみふたり)

なれない町僕と君二人

(このけしきのなかにこのままとけて)

この景色の中にこのまま溶けて

(だれにもみつからないように)

誰にも見つからないように

(こんやはふたりで)

今夜は二人で

(きみのことばもあいまいで)

君の言葉も曖昧で

(でもきもちはめいかくで)

でも気持ちは明確で

(きみはつごうのいいようにわすれてよ)

君は都合のいいように忘れてよ

(ぼくはよっぱらったふりでもするから)

僕は酔っぱらったふりでもするから

(ねむらぬまちぼくときみふたりこのけしきのなかにこのままとけて)

眠らぬ街僕と君二人この景色の中にこのまま溶けて

(だれにもみつからないように)

誰にも見つからないように

(こんやはふたりで)

今夜はふたりで

(こんやはふたりで)

今夜はふたりで

(こんやはふたりで)

今夜はふたりで

(いよう)

いよう