弓道射法訓
問題文
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(しゃほうはゆみをいずして、)
射法は弓を射ずして、
(ほねをいることもっともかんようなり。)
骨を射ることもっとも肝要なり。
(こころをそうたいのちゅうおうにおき、)
心を総体の中央に置き、
(しかしてゆんでさんぶんのにつるをおし、)
而して弓手三分の二弦を押し、
(めてさんぶんのいちゆみをひき、)
妻手三分の一弓を引き、
(しかしてこころをおさむこれわごうなり。)
而して心を納む是れ和合なり。
(しかるのち、むねのなかすじにしたがい、)
然る後、胸の中筋に従い、
(よろしくさゆうにわかるるごとくこれをはなつべし。)
よろしく左右に分かるる如くこれを放つべし。
(しょにいわく、てっせきあいこくしてひのいずることきゅうなり。)
書に曰く、鉄石相剋して火の出ずる事急なり。
(すなわちきんたいはくしょくにしはんげつのくらいなり。)
すなわち金体白色西半月の位なり。