Reol-Q?

(なぜいまこのてとてにぎって)

なぜ　今この手と手握って

(たしかめたたいおんをなつかしくおもうのか)

たしかめた体温を　懐かしく思うのか

(なぜさみだれのすさぶしんえん)

なぜ　五月雨の遊ぶ深淵

(ほほえんだそのしせんになきたくなる)

微笑んだその視線に　泣きたくなる

(そのこえでぼくをよんでくれ)

その声で僕を呼んでくれ

(だれにいえぬこのよわさがつよくたつためのじくだとおもいしる)

誰に言えぬこの弱さが　強く立つための軸だと思い知る

(ちがうからいとおしくなる)

違うから愛おしくなる

(ただわかりたいきみとぼくを)

ただわかりたい　君と僕を

(いきるほどきずがふえていく)

生きるほど傷が増えていく

(それでもさがしているぼくらのわけを)

それでも探している僕らの理由を

(かさねてはうつくしくなる)

重ねては美しくなる

(いまわかりたいさけびだしたい)

今わかりたい　叫び出したい

(ｉ’ｍｈｅｒｅ，ｉ’ｍｈｅｒｅ)

I'm here, I'm here

(ｙｏｕ’ｖｅｐａｉｄｆｏｒｉｔ．)

You've paid for it.

(ｔｒｙｔｏｃａｔｃｈｍｅ)

Try to catch me

(ｗｈｙｄｉｄｉｔｔｕｒｎｏｕｔｌｉｋｅｔｈｉｓ？)

Why did it turn out like this?

(ｉ’ｍｈｅｒｅ，ｉ’ｍｈｅｒｅ)

I'm here, I'm here

(あふれるぐろうわかれ，たつさきにやどるは)

溢れるグロウ　分かれ，断つ先に宿るは

(えんに，またあるいはてきぎにとだましかろんじたぼくらに)

縁に，またあるいは適宜にと騙し軽んじた僕らに

(ときはおそろしいほどにとてもしずかだ)

時は恐ろしいほどにとても静かだ

(ほうきしたいしきばつをうけるさま)

放棄した意識　罰を受ける様

(だんぜつおなじいろだけゆるして)

断絶　同じ色だけ許して

(いをなじったきのうでまだあやめるのか)

違いを詰った昨日でまだ殺めるのか

(ひつぜんみえすぎたかいぞうでうつしだした)

必然　見えすぎた解像で映し出した

(いたみさえあいとはいのりしてはもうきみじゃないの)

痛みさえ愛と背乗りしては　もう君じゃないの

(だれにいわぬこのいしきは)

誰に言わぬこの意識は

(こんくりーとのふかくまでひするのです)

コンクリートの深くまで秘するのです

(ちがうからいとおしくなる)

違うから愛おしくなる

(ただもとめたいこのじしょうを)

ただ求めたい　この事象を

(かなしみすらもかねにして)

悲しみすらも金にして

(ふでをとるすがたこそしこうであると，いって)

筆を執る姿こそ至高であると，言って

(うれいてはゆらゆらとまうしずけさによう)

憂いてはゆらゆらと舞う静けさに酔う

(つばきもやがておちる)

椿もやがて落ちる

(うれいてはばつだけがぼくらせめる)

憂いては罰だけが僕ら責める

(びゃくやをただあるくよう)

白夜をただ歩くよう

(せいあのしゅんかんからぼくらはしっている)

生の瞬間から僕らは知っている

(さいぜんだけをねがったはずだ)

最善だけを願ったはずだ

(きっとどのあやまちも)

きっとどの過ちも

(だれにいえぬそのすべてが)

誰に言えぬその凡てが

(しればしるほどにぼくらをあおくして)

知れば知るほどに僕らを青くして

(ちがうこといとおしくなる)

違うこと愛おしくなる

(ただわかりたいきみとぼくを)

ただわかりたい　君と僕を

(いきるほどきずがふえていく)

生きるほど傷が増えていく

(それをうわがきするようなむすびめを)

それを上書きするような結び目を

(つないではうつくしくなれ)

繋いでは美しくなれ

(いまわかりたいさけびだしたい)

今わかりたい　叫び出したい