新型コロナウイルス感染症の診療の手引第4版-2前

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難易度(5.0) 4511打 長文 長文モードのみタグコロナ COVID-19 医療 医学
令和2年12月4日厚生労働省が各都道府県衛生局へ通知した文書
第2章 1~4
飛沫 → ひまつ
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・(なかてん)は打たない

関連タイピング

問題文

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(1 りんしょうぞう)

1 臨床像

(しょきしょうじょうはいんふるえんざやかんぼうににており、このじきに)

初期症状はインフルエンザや感冒に似ており、この時期に

(これらとcovid-19をくべつすることはこんなんである。)

これらとCOVID-19を区別することは困難である。

(ほんぽうにおけるにゅういんをようしたcovid-19しょうれいのれじすとり)

本邦における入院を要したCOVID-19症例のレジストリ

((covirege-jp)の2600れいのかいせきによると、にゅういんまでのちゅうおうちは)

(COVIREGE-JP)の2600例の解析によると、入院までの中央値は

(7にちであり、ひんどがたかいしょうじょうははつねつ、がいそう、けんたいかん、こきゅうこんなんであった。)

7日であり、頻度が高い症状は発熱、咳嗽、倦怠感、呼吸困難であった。

(げりはやく1わりにみられた、みかくしょうがい(17.1%)、きゅうかくしょうがい(15.1%)は)

下痢は約1割にみられた、味覚障害(17.1%)、嗅覚障害(15.1%)は

(かいがいのほうこくよりもひんどがひくいようである。たさいなひふしょけんははくしょくじんしゅに)

海外の報告よりも頻度が低いようである。多彩な皮膚所見は白色人種に

(おおくほうこくされている。covirege-jpのでーたでは、)

多く報告されている。COVIREGE-JPのデータでは、

(にゅういんをようした2600れいのうちさんそとうよをようしないしょうれいが62%、)

入院を要した2600例のうち酸素投与を要しない症例が62%、

(さんそとうよをようしたしょうれいが30%、じんこうこきゅうかんりやecmoによるしゅうちゅうちりょうを)

酸素投与を要した症例が30%、人工呼吸管理やECMOによる集中治療を

(ようしたしょうれいが9%であり、このうち7.5%がしぼうした。)

要した症例が9%であり、このうち7.5%が死亡した。

(2 がぞうしょけん わがくにには、どくじにかいはつされたきょうぶこうぶんかいのうctがあり、)

2 画像所見 わが国には、独自に開発された胸部高分解能CTがあり、

(それをかつようしたがぞうしょけんとびょうりしょけんがたいひされてきたれきしがある。)

それを活用した画像所見と病理所見が対比されてきた歴史がある。

(またきょうぶctがひかくてきよういにさつえいできることから、きょうぶがぞうのぱたーんかいせきが)

また胸部CTが比較的容易に撮影できることから、胸部画像のパターン解析が

(なされてきた。いかにcovid-19しょうれいのがぞうしょけんをぱたーんかしてかいせつ。)

なされてきた。以下にCOVID-19症例の画像所見をパターン化して解説。

(ず2-2 20だいじょせい(ちゅうとうしょう1))

図2-2 20代女性(中等症1)

(あめりかからきこくごにじょうきどうえんしょうじょうがしゅつげん、はつねつなし。けいかかんさつのみで)

米国から帰国後に上気道炎症状が出現、発熱なし。経過観察のみで

(けいかいした。ひていけいはいえんがもっともてきせつなしんだんであろう。ういるすせいはいえんといっても)

軽快した。非定型肺炎が最も適切な診断であろう。ウイルス性肺炎といっても

(むじゅんはない。いんえいのしょうたいがわるければ、とっぱつせい、きしつかはいえんもかんべつにあがる。)

矛盾はない。陰影の消退が悪ければ、特発性、器質化肺炎も鑑別に上がる。

など

(ず2-3 40だいだんせい(ちゅうとうしょう2))

図2-3 40代男性(中等症2)

(はっしょうちょくごはcovid-19はいえんにてんけいてきなしょけんである。)

発症直後はCOVID-19肺炎に典型的な所見である。

(せんいかがしんこうすると、やくざいせいかんしつせいはいえんをだいいちにかんがえるしょけんであり、)

線維化が進行すると、薬剤性間質性肺炎を第一に考える所見であり、

(かんぽうやくのふくさようでみられるぱたーんである。そしきしょけんはせんいかをともなった)

漢方薬の副作用で見られるパターンである。組織所見は線維化を伴った

(きしつかはいえんだろう。ほんしょうれいはなふぁもすたっととあじすろまいしんがしようされた)

器質化肺炎だろう。本症例はナファモスタットとアジスロマイシンが使用された

(ず2-4 60だいじょせい(ちゅうとうしょう2))

図2-4 60代女性(中等症2)

(はっしょうちょくごはてんけいてきなcovid-19はいえんである。そのごのけいかは)

発症直後は典型的なCOVID-19肺炎である。その後の経過は

(ひとくいせいかんしつせいはいえんをだいいちにかんがえるしょけんである。)

非特異性間質性肺炎を第一に考える所見である。

(ほんしょうれいにはなふぁもすたっと、ふぁびぴらびる、)

本症例にはナファモスタット、ファビピラビル、

(としりずまぶ、あじすろまいしんがしようされた。)

トシリズマブ、アジスロマイシンが使用された。

(ず2-5 40だいだんせい(じゅうしょう))

図2-5 40代男性(重症)

(ecmoかんりとなったもののすてろいどやくがちょこうした。てんけいてきな)

ECMO管理となったもののステロイド薬が著効した。典型的な

(photographicnegativeofpulmonnary)

photographic negative of pulmonnary

(edemaのしょけんであり、まんせいこうさんきゅうせいはいえん)

edema の所見であり、慢性好酸球性肺炎

(またはとっぱつせい、きしつかはいえんをかんがえるしょけんである。kl-6は)

または特発性、器質化肺炎を考える所見である。KL-6は

(じゅうしょうかまーかーとなりうるものの、けいかちゅうにkl-6のじょうしょうをみとめなかった。)

重症化マーカーとなりうるものの、経過中にKL-6の上昇を認めなかった。

(covid-19はいえんのがぞうしょけんをとっぱつせいかんしつせいはいえんのぶんるいをもちいてかいせきすると)

COVID-19肺炎の画像所見を特発性間質性肺炎の分類を用いて解析すると

(じゅうしょうのものから、きゅうせいかんしつせいはいえん、きゅうせいせんいすじょう、きしつかはいえん、)

重症のものから、急性間質性肺炎、急性線維素性、器質化肺炎、

(とっぱつせい、きしつかはいえんをしさするしょけんになる。)

特発性、器質化肺炎を示唆する所見になる。

(きょうぶctけんさにてあきらかないんえいをみとめないにもかかわらず、ていさんそけっしょうをていする)

胸部CT検査にて明らかな陰影を認めないにも関わらず、低酸素血症を呈する

(ばあいがあり、はいびしょうけっせんがそのびょうたいであるとかんがえられる。)

場合があり、肺微小血栓がその病態であると考えられる。

(このようなしょうれいではけったんをともなうことがおおい。)

このような症例では血痰を伴うことが多い。

(3 じゅうしょうかのりすくいんし)

3 重症化のリスク因子

(covirege-jpのでーたでは、うっけつせいしんふぜん、まっしょうどうみゃくしっかん、)

COVIREGE-JPのデータでは、うっ血性心不全、末梢動脈疾患、

(まんせいへいそくせいはいしっかん(copd)、けいどとうにょうびょうはとうろくされたにゅういんかんじゃ)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)、軽度糖尿病は登録された入院患者

(ぜんたいにしめるわりあいとくらべて、ちゅうとうしょう、じゅうしょうにしめるわりあいのほうがおおいことから、)

全体に占める割合と比べて、中等症、重症に占める割合の方が多いことから、

(じゅうしょうかのりすくいんしのかのうせいがたかいとかんがえられる。)

重症化のリスク因子の可能性が高いと考えられる。

(いかのけつえきけんさしょけんはじゅうしょうかまーかーとしてゆうようなかのうせいがあるが、)

・以下の血液検査所見は重症化マーカーとして有用な可能性があるが、

(りんしょうはんだんのいちぶとしてかつようする。1dだいまーのじょうしょう、)

臨床判断の一部として活用する。1Dダイマーの上昇、

(2crpのじょうしょう、3ldhのじょうしょう、4ふぇりちんのじょうしょう、5りんぱきゅうのていか、)

2CRPの上昇、3LDHの上昇、4フェリチンの上昇、5リンパ球の低下、

(6くれあちにんのじょうしょう、7とろぽにんのじょうしょう、8kl-6のじょうしょう。じゅうしょうれいでは)

6クレアチニンの上昇、7トロポニンの上昇、8KL-6の上昇。重症例では

(いんたーふぇろんさんせいのていかにかんれんするいでんしへんいのわりあいがたかいとするほうこくあり)

インターフェロン産生の低下に関連する遺伝子変異の割合が高いとする報告あり

(4 がっぺいしょう)

4 合併症

(こきゅうふぜん:きゅうせいこきゅうきゅうはくしょうこうぐん(ards)はじゅうしょうかんじゃのおもな)

呼吸不全:急性呼吸窮迫症候群(ARDS)は重症患者の主な

(がっぺいしょうであり、こきゅうこんなんのはっしょうちょくごにあらわれることがある。)

合併症であり、呼吸困難の発症直後に現れることがある。

(しんけっかんけい:きゅうせいきのふせいみゃく、きゅうせいしんしょうがい、しょっく、しんていしのほか、)

心血管系:急性期の不整脈、急性心障害、ショック、心停止の他、

(しょうじょうかいふくごのしんきんえんなどがほうこくされている。)

症状回復後の心筋炎などが報告されている。

(けっせんそくせんしょう:はいそくせんしょうやきゅうせいきのうそっちゅうなどのけっせんそくせんしょうが)

血栓塞栓症:肺塞栓症や急性期脳卒中などの血栓塞栓症が

(ほうこくされ、たかいちしりつとのかんれんがしてきされている。)

報告され、高い致死率との関連が指摘されている。

(さんそじゅようをともなうようなにゅういんかんじゃにはけっせんしょうよぼうがこうりょされる。)

酸素需要を伴うような入院患者には血栓症予防が考慮される。

(えんしょうせいがっぺいしょう:じゅうしょうかんじゃでは、さいとかいんほうしゅつしょうこうぐんにるいじした、)

炎症性合併症:重症患者では、サイトカイン放出症候群に類似した、

(じぞくてきなはつねつ、えんしょうまーかーのじょうしょうなどをともなうびょうたいをていすることがある。)

持続的な発熱、炎症マーカーの上昇などを伴う病態を呈することがある。

(また、えんしょうせいがっぺいしょうとしてぎらんばれーしょうこうぐん(はっしょうご5~10にちご)や、)

また、炎症性合併症としてギラン・バレー症候群(発症後5~10日後)や、

(かわさきびょうにるいじしたりんしょうてきとくちょうをもつたけいとうえんしょうせいしょうこうぐんも)

川崎病に類似した臨床的特徴を持つ多系統炎症性症候群も

(おうべいをちゅうしんにしょうにでほうこくされている。)

欧米を中心に小児で報告されている。

(にじせいさいきんしんきんかんせんしょう)

二次性細菌・真菌感染症

(covid-19におけるにじせいかんせんしょうにかんするえびでんすはかぎられている。)

COVID-19における二次性感染症に関するエビデンスは限られている。

(おうしゅうではにゅういんじにおけるさいきんかんせんしょうのがっぺいりつは3.5%であるものの、)

欧州では入院時における細菌感染症の合併率は3.5%であるものの、

(にゅういんちゅうのさいきんかんせんしょうのがっぺいりつは15%にのぼるとほうこくされている。)

入院中の細菌感染症の合併率は15%にのぼると報告されている。

(じんこうこきゅうきかんりがひつようなじゅうしょうれいにおいては、しんしゅうせいはいあすぺるぎるすしょうの)

人工呼吸器管理が必要な重症例においては、侵襲性肺アスペルギルス症の

(がっぺいが3.2~33%ほうこくされているが、)

合併が3.2~33%報告されているが、

(にほんこくないからのほうこくはげんじてんでなく、)

日本国内からの報告は現時点でなく、

(こんごのしょうれいしゅうせきがひつようである。)

今後の症例集積が必要である。

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