知らないどうし

(ききわけのないひとね)

聞き分けのないひとね

(もうしらないどうしよ)

もう知らない同士よ

(ふれあうこともないはず)

触れあうこともないはず

(わたしとのおもいでは)

私との思い出は

(すべてをしょうきょして)

全てを消去して

(あたらしいみちあるきだすから)

新しい道歩きだすから

(なのに　どうしても)

なのに　どうしても

(どうしてもわすれられない)

どうしても忘れられない

(こんなにも　こんなにも)

こんなにも　こんなにも

(こどくなよるたえきれなかった)

孤独な夜耐えきれなかった

(きのうまでのこたえが)

昨日までの答えが

(きょうちがうとしても)

今日違うとしても

(うそつきなんてせめない)

嘘つきなんて責めない

(いきもできないくらい)

息もできないくらい

(もとめあったあとは)

求め合ったあとは

(いますぐここでもやしてしまうの)

今すぐここで燃やしてしまうの

(いつかあんなにも)

いつかあんなにも

(あんなにもあいしていたと)

あんなにも愛していたと

(さめざめと　さめざめと)

さめざめと　さめざめと

(むねのそこでなみだをながすの)

胸の底で涙を流すの

(ふりやまぬあめのなか)

降り止まぬ雨の中

(とおりをまがろうとするあなたのかげ)

通りを曲がろうとするあなたの影

(かすかになんども)

かすかに何度も

(なんどもふりかえり)

何度も振り返り

(ふとたちどまり)

ふと立ち止まり

(あしばやにきえてゆく)

足早に消えてゆく

(あなたのさったへやには)

あなたの去った部屋には

(てつかずのてぃーかっぷ)

手付かずのティーカップ

(おんなじひびがくりかえすように)

同じ日々が繰り返すように

(いつかあんなにも)

いつかあんなにも

(あんなにもあいしていたと)

あんなにも愛していたと

(さめざめと　さめざめと)

さめざめと　さめざめと

(むねのそこでなみだをながすの)

胸の底で涙を流すの

(どうしても　どうしてもわすれられない)

どうしても　どうしても忘れられない

(こんなにも　こんなにも)

こんなにも　こんなにも

(こどくなよるたえきれなかった)

孤独な夜耐えきれなかった