あなたの好きなメロディ

(こわがらないでここにはふたり)

こわがらないで　ここにはふたり

(あなたとわたしだけそっとみつめて)

あなたと私だけ　そっとみつめて

(みなれたみちもあなたはしらない)

見慣れた道もあなたは知らない

(すべてがはじめてのことだらけで)

すべてがはじめてのことだらけで

(さすようないたみに、ひとみをとざしながら)

刺すような痛みに、瞳を閉ざしながら

(あなたはこのうたさえも、きらいだというけれど)

あなたはこの歌さえも、きらいだと言うけれど

(ゆっくりととかしてそのこころもぜんぶ)

ゆっくりと溶かして　その心もぜんぶ

(うけとめていくからそのままのあなたで)

受け止めていくから　そのままのあなたで

(かすむひとみでまた、とおくそらをみあげて)

かすむ瞳でまた、遠く空を見上げて

(さすようにふるいたみは)

刺すように降る痛みは

(やさしいつきあかり)

やさしい月灯り

(きれいだね)

綺麗だね

(あなたとふたり、みわたすけしきは)

あなたとふたり、見渡す景色は

(わたしにもとってもきれいにみえたわ)

わたしにもとっても綺麗に見えたわ

(やわらかなかぜにくすぐられて)

やわらかな風にくすぐられて

(あたたかなほほえみでこごえたこのほほを)

あたたかな微笑みで凍えたこの頬を

(ゆっくりととかしてそのおもいもぜんぶ)

ゆっくりと溶かして　その想いもぜんぶ

(うけとめていくからそのままのあなたで)

受け止めていくからそのままのあなたで

(よかぜにつつまれて、つきあかりがてをひく)

夜風につつまれて、月灯りが手を引く

(あなたのすきなめろでぃ)

あなたの好きなメロディ

(わたしにおしえて、ねぇ　よるはもうこわくないみたい)

わたしに教えて、ねぇ　夜はもう怖くないみたい

(くりかえしのひびもかたちをかえていく)

繰り返しの日々も形を変えていく

(ここじゃないどこかは、ここからつづいて)

ここじゃないどこかは、ここから続いて

(かぎりのないよるがそらとうみつなぐように)

限りのない夜が空と海つなぐように

(ゆっくりととかしていく)

ゆっくりと溶かしていく

(ぜんぶだきしめてそばにいる)

ぜんぶ抱きしめて　側にいる