好きということは…　日向坂46

(ふるいいしだんのぼりきったらあぶらぜみがいっせいになく)

古い石段登り切ったら油蝉が一斉に鳴く

(うっそうとしたやまのじんじゃでまちあわせしたあのなつのひ)

鬱蒼とした山の神社で待ち合わせしたあの夏の日

(ぼくはおおきくしんこきゅうしてはじめてのこいにふるえるきもち)

僕は大きく深呼吸して初めての恋に震える気持ち

(のみこんでしまおうとした)

飲み込んでしまおうとした

(ひかげのけいだいにひとりきりぽつんとたっていたきみが)

日陰の境内に一人きりぽつんと立っていた君が

(ふりむいてほほえんだ)

振り向いて微笑んだ

(にゅうどうぐもちかづいてもいっしょにいよう)

入道雲近づいても一緒にいよう

(ぼくがぜったいきみをずっとまもるから)

僕が絶対君をずっと守るから

(ゆうだちならうでのなかにだきしめよう)

夕立なら腕の中に抱きしめよう

(あめがふってもぼくがぬれればいい)

雨が降っても僕が濡れればいい

(すきということは)

好きということは

(そらのどこかがひかったあとですぐちかくでごろごろなった)

空のどこかが光った後ですぐ近くでゴロゴロ鳴った

(きぎのはっぱにしずくがおちてやがてばけつのそこがぬけた)

木々の葉っぱに雫が落ちてやがてバケツの底が抜けた

(あめがこんなにだいおんりょうでざざーっとふってくるとおもわず)

雨がこんなに大音量でザザーっと降ってくると思わず

(ろまんてぃっくなきぶんだったのに)

ロマンティックな気分だったのに

(きみのひだりてひっぱってはしってずぶぬれになったぼくらは)

君の左手引っ張って走ってずぶ濡れになった僕らは

(わらうしかなかったよ)

笑うしかなかったよ

(あまぐもよこのおもいをつたえておくれ)

雨雲よこの想いを伝えておくれ

(きみをぎゅっとうでにだきしめたいんだ)

君をぎゅっと腕に抱きしめたいんだ

(でもどこでたちどまればいいのだろう？)

でもどこで立ち止まればいいのだろう？

(あめのせいでたいみんぐつかめない)

雨のせいでタイミング掴めない

(すきといえなくて)

好きと言えなくて

(もうこうなったらひらきなおって)

もうこうなったら開き直って

(ふたりでぬれたままあるこうじゃないか)

二人で濡れたまま歩こうじゃないか

(なにがあったってあいはさいきょうだ)

何があったって愛は最強だ

(たちどまって)

立ち止まって

(みつめながら)

見つめながら

(だきしめあえば)

抱きしめ合えば

(ぼくらのせかい)

僕らの世界

(にゅうどうぐもちかづいてもいっしょにいよう)

入道雲近づいても一緒にいよう

(ぼくがぜったいきみをずっとまもるから)

僕が絶対君をずっと守るから

(ゆうだちならうでのなかにだきしめよう)

夕立なら腕の中に抱きしめよう

(あめがふってもぼくがぬれればいい)

雨が降っても僕が濡れればいい

(すきということは)

好きということは

(こういうことだろう？)

こういうことだろう？