革命の夜に

(かくめいのよるにうんめいのよるにだれをしんじなにをえらぶのか)

革命の夜に運命の夜に誰を信じ何を選ぶのか

(かくめいのよるにうんめいのよるにだれがえらびなにをわらうのか)

革命の夜に運命の夜に誰が選び何を嗤うのか

(このよるにたちどまるみちはこうたいとおなじ)

この夜に立ち止まる道は後退と同じ

(かくめいのよるにうんめいのよるにだれをわらいなにをなげくのか)

革命の夜に運命の夜に誰を嗤い何を嘆くのか

(かくめいのよるにうんめいのよるにだれがなげきなにをこわすのか)

革命の夜に運命の夜に誰が嘆き何を壊すのか

(このよるにたちどまるみちはこうたいとおなじ でもそまりつづけるては)

この夜に立ち止まる道は後退と同じ でも染まり続ける手は

(こうかいとにてる)

後悔と似てる

(ふきあれるかぜにまいおちる)

吹き荒れる風に舞い落ちる

(はなびらはつきよのこちょうはかなくゆらめいて)

花びらは月夜の胡蝶儚く揺らめいて

(みおくるせなかでまいあがるそうよくに きえないほのおたくした)

見送る背中で舞い上がる双翼に 消えない焔託した

(せんたくのときはとうとつにれいこくにかねがなる とおくでひびいたじゅうせいがいまみみもとでささやく)

選択の時は唐突に冷酷に鐘が鳴る 遠くで響いた銃声が今耳許で囁く

(かこをかたるものはいらないかたるべきはみらい)

過去を騙る者は要らない語るべきは未来

(ひきがねにゆびをかけながら ちかいのくちづけを)

引き金に指を掛けながら 誓いの旋律を

(よあけをまつかくめいのよるに)

夜明けを待つ革命の夜に

(せいぎとはなにか？ただしいのはだれか？ こたえなきといはこくうをまい)

正義とは何か?正しいのは誰か? 答え無き問いは虚空を舞い

(まま)

儘

(むじょうにかねがなる)

無情に鐘が鳴る

(いつのよにもただれきしはしょうしゃとともにあり)

何時の世にも唯歴史は勝者と共にあり

(はいしゃをなぎこえをほふるたえずくうきょなかぜがふく)

敗者を薙ぎ声を屠る絶えず空虚な風が吹く

(ほんとうのてきはなにか？ほんとうのおうはどこなのか？ このせかいにはたして)

本当の敵は何か?本当の王はどこなのか? この世界に果たして

(すくいはあるのだろうか？)

救いはあるのだろうか?

(ああらくえんはどこにある？)

嗚呼楽園はどこにある?

(うんめいのさいはとうとつにざんこくなかぜがふく きのうさいていたわらいごえきょうはつめたいつちのなか)

運命の賽は唐突に残酷な風が吹く 昨日咲いていた笑い声今日は冷たい土の中

(かこにすがるものはいらないつかむべきはみらい ぐれんのいしをともしながら)

過去に縋る者は要らない 掴むべきは未来 紅蓮の意思を灯しながら

(ちかいのはなたばを)

誓いの旋律を

(よあけうがつかくめいのあとで)

夜明け穿つ革命の後で

(あかくもえるあかつきのなか)

紅く燃える暁の中

(あかくゆれるたそがれのゆめ)

紅く揺れる黄昏の夢