どんな世界だとしても

(はいびじょんのもえるまちぐんしゅういかりかなしみ)

ハイビジョンの燃える街 群衆 怒り 悲しみ

(あのはいゆうさんしんじゃったってかわいそうに)

あの俳優さん死んじゃったってかわいそうに

(げんじつがふぃくしょんおいこしてしまうようなひびだ)

現実がフィクション追い越してしまう様な日々だ

(そんなことよりあしたのぜみのかだいやらなきゃな)

そんなことより明日のゼミの課題やらなきゃな

(いきをすうたびにはいがこわれてく)

息を吸う度に 肺が壊れてく

(せかいだとしてもふかくいきするの)

世界だとしても 深く息するの

(ことばはくたびにうすくなっていく)

言葉吐く度に 薄くなっていく

(せかいだとしても)

世界だとしても

(せかいだとしてもさけんで)

世界だとしても 叫んで

(つもらないほどのちりだとわかっていたって)

積らない程の塵だと分かっていたって

(うまれてきたのうたって)

生まれてきたの 歌って

(くのうのひびがいまむくわれるわけじゃないが)

苦悩の日々が今報われる訳じゃないが

(どこまでだってとどくなんてしんじてみたいの)

どこまでだって届くなんて 信じてみたいの

(きづかないふりばかりうまくなるとかいぐらしで)

気付かない振りばかり上手くなる都会暮らしで

(ささげたちがだれかのからだをめぐるひをまった)

捧げた血が誰かの体を巡る日を待った

(つつましきせいかつせつでんぼきんきよきいっぴょう)

慎ましき生活 節電 募金 清き一票

(てかこのさいとでそのまんがむりょうでよめるよ)

てかこのサイトでその漫画無料で読めるよ

(いきをはくたびにひとをこわしてく)

息を吐く度に 人を壊してく

(せかいだとしてもふかくいきするの)

世界だとしても 深く息するの

(ことばのむたびにせおわされてしまう)

言葉飲む度に 背負わされてしまう

(せかいだとしても)

世界だとしても

(せかいだとしてもさけんで)

世界だとしても 叫んで

(ひかりにあふれすぎたよにめをこらしてるの)

光に溢れすぎた夜に目を凝らしてるの

(やすっぽいひびをわらって)

安っぽい日々を 笑って

(きずつけるためにあたえられたてだとしても)

傷つけるために与えられた手だとしても

(なんかいでもあすをいのるようにつくられてんだ)

何回でも明日を祈るように 作られてんだ