渇きの輪郭

(はんとうめいなとげがむねをつきさす)

半透明な棘が胸を突き刺す

(なげきかなしむのはもうじゅうぶんだよ)

「嘆き悲しむのはもう十分だよ」

(ひびわれたみらいがまぶたにとけて)

ひび割れた未来が瞼に溶けて

(とまっていたときがうごきはじめた)

止まっていた時間が動き始めた

(くろくそまっていくひとびとのてがしんじつときょこうのてんびんをこわす)

黒く染まっていく人々の手が真実と虚構の天秤を壊す

(こんとんのなかでむねをいためたむりょくななみだでもかまわないの)

混沌の中で胸を痛めた無力な涙でも構わないの

(だれもまだしらないたびにでかけよう)

誰もまだ知らない旅に出かけよう

(すれちがうけしきをうけいれて)

すれ違う景色を受け入れて

(かくしんをもてなくてもいいかなしみをすてなくてもいい)

確信を持てなくてもいい　悲しみを捨てなくてもいい

(かわいたこころにいまふれて)

渇いたこころに今触れて

(どんなりふじんもどんなじょうしきもいつかかわるはずさ)

どんな理不尽もどんな常識も　いつか変わるはずさ

(どこまであるいてゆけるどこまでしんじてゆける)

どこまで歩いてゆける　どこまで信じてゆける

(きずなをつなげようおわりのそのさきへ)

絆を繋げよう　終わりのその先へ

(はんとうめいなとげがむねにとけだすそこなしのよるでもさがしはじめよう)

半透明な棘が胸に溶け出す　底なしの夜でも探し始めよう

(うしなったものはもうもどらないだけどあたらしいきずながある)

失ったものはもう戻らない　だけど新しい絆がある

(こんとんのなかでうまれたきずをけさないよりんかくをのこしたいから)

混沌の中で生まれた傷を消さないよ　輪郭を残したいから

(だれもまだしらないたびにでかけよう)

誰もまだ知らない旅に出かけよう

(みなれないけしきにめをこらす)

見慣れない景色に目を凝らす

(いたみをともなうつよさかげをりかいしたよわさ)

痛みを伴う強さ　影を理解した弱さ

(かわいたこころにいまふれて)

渇いたこころに今触れて

(どんなりふじんもどんなじょうしきもいつかかわるはずさ)

どんな理不尽もどんな常識も　いつか変わるはずさ

(どこまであいしてゆけるどこまでねがってゆける)

どこまで愛してゆける　どこまで願ってゆける

(かわきをいやせないげんかいのひびで)

渇きを癒せない限界の日々で

(むねにのこるかなしみのりんかくがこどうをつよくさせる)

胸に残る悲しみの輪郭が鼓動を強くさせる

(いくえのれきしであばかれたこたえなもなきとげのいたみを)

幾重の歴史で暴かれた答え　名もなき棘の痛みを

(なげきとがめられてうまれたきずをけさないよ)

嘆き咎められて生まれた傷を消さないよ

(りんかくをのこしたいから)

輪郭を残したいから

(だれもまだしらないたびにでかけよう)

誰もまだ知らない旅に出かけよう

(すれちがうけしきをうけいれて)

すれ違う景色を受け入れて

(かくしんをもてなくてもいいかなしみをすてなくてもいい)

確信を持てなくてもいい　悲しみを捨てなくてもいい

(かわいたこころにいまふれて)

渇いたこころに今触れて

(どんなりふじんもどんなじょうしきもいつかかわるはずさ)

どんな理不尽もどんな常識も　いつか変わるはずさ

(どこまであるいてゆけるどこまでしんじてゆける)

どこまで歩いてゆける　どこまで信じてゆける

(きずなをつなげようぜっけいのさきへ)

絆を繋げよう絶景の先へ

(いのちがやどるばしょでひびくこえになみだがあふれる)

命が宿る場所で響く声に涙があふれる

(いたみをともなうつよさかげをりかいしたよわさ)

痛みを伴う強さ　影を理解した弱さ

(かわいたこころがやがてきずにふれて)

渇いたこころがやがて傷に触れて

(どこまであるいてゆけるどこまでしんじてゆける)

どこまで歩いてゆける　どこまで信じてゆける

(かわいたこころがみたされたときつよくあなたのてを)

渇いたこころが満たされた時　強くあなたの手を