絶望性：ヒーロー治療薬

(「きみののぞむものはなに？」)

「君の望む物はなに？」

(みみなりうそみたいなはなし)

耳鳴り　嘘みたいな話

(どうやらぼくのせかいは)

どうやらボクの世界は

(ばぐってしまいました)

バグってしまいました

(さえぎるぼんのうそいつがいうにはとうかこうかんだと)

遮る煩悩　ソイツが言うには等価交換だと

(ゆうわくしたがいざれごとにおぼれだした)

誘惑従い戯れ言に溺れだした

(おうさまげーむきょうせいさんか)

王様ゲーム強制参加

(きょひけんなんてきいちゃくれない)

拒否権なんて聴いちゃくれない

(かせられたくえすとは)

課せられたクエストは

(「あのもぶをころせ」)

「あのモブを殺せ」

(ぜつぼうだんすやぼうまみれしょうねんに)

絶望ダンス　野望塗れ少年に

(にげこんだげんじつわらった)

逃げ込んだ現実　嗤った

(よくぼうはないとかいつわり)

欲望はないとか偽り

(ぎぜんしゃぶってもしかたないや)

偽善者ぶってもしかたないや

(あこがれたゆめなんだっけ)

憧れた夢なんだっけ

(「ひーろーになりたいの？わら」)

「ヒーローになりたいの？（笑）」

(ねがいくちにする)

願い口にする

(「あいにくばかにつけるくすりはないよ」)

「生憎馬鹿につける薬はないよ」

(「きみののぞむものはなに？」)

「君の望む物はなに？」

(といかけちかくまひのあかし)

問いかけ　知覚麻痺の証

(どうやらぼくのあたまも)

どうやらボクの頭も

(ばぐってしまいました)

バグってしまいました

(さえぎるほんしょうえごいずむざつねんもほどほどに)

遮る本性　エゴイズム　雑念も程々に

(ほらほらきになるあのこはもうこわれました)

ほらほら気になるあの子はもう壊れました

(しこうかいろはぼんのうさんか)

思考回路は煩悩賛歌

(きょひけんなんてきいちゃくれない)

拒否権なんて効いちゃくれない

(なげられたとりひきには)

投げられた取引には

(「じょうしきをころせ」)

「常識を殺せ」

(ぜつぼうだんすかいぎそまるしょうじょに)

絶望ダンス　懐疑染まる少女に

(とざされたげんじつわらった)

閉ざされた現実　嗤った

(ほんとうにだいじなもの)

本当に大事なモノ

(だからゆずれない？)

だから譲れない？

(けおとしてもとめたものはなんだっけ)

蹴落として求めたものはなんだっけ

(「ゆいいつのばしょじゃないんだっけ？わら」)

「唯一の場所じゃないんだっけ？笑」

(おもいこうさするきがついて)

想い交差する　気がついて

(だれかあてのだれかのことのは)

誰か宛の誰かの言の葉

(さんわりあたるうんめいかいか、)

三割当たる運命開花、

(ゆめみがちなしょうじょにも)

夢見ガチな少女にも

(くだされるくえすとは)

下されるクエストは

(「くろいろをあばけ」)

「黒色を暴け」

(ぜつぼうだんすはこのなかのしょうねんに)

絶望ダンス　ハコの中の少年に

(おいかけたげんじつわらった)

追い掛けた現実　嗤った

(むしのよいことならべて)

ムシの良い事並べて

(ぜんにんぶってもしかたないや)

善人ぶっても仕方ないや

(はきちがえたせいぎだって)

履き違えた正義だって

(りそうろんかたるぎぜんだっていいよ)

理想論語る偽善だっていいよ

(ただのぞむ)

ただ望む

(しろもくろもしないほんとうのせかいを)

白も黒もしない本当の世界を