カナリヤラメント/Chinozo

(とりかごぐらしになれたし)

鳥籠暮らしに慣れたし

(みおくったさよならに)

見送ったサヨナラに

(くさったかげぼうし)

腐った影法師

(ただじゅうじゅんにちゅうじつにかいかつに)

ただ従順に 忠実に 快活に

(みせたｔｏｔｈｅｂｏｙ，)

見せた to the boy,

(だれにむかってさけぶのか)

誰に向かって叫ぶのか

(とおくをながめてた)

遠くを眺めてた

(こどくをもとめた)

孤独を求めた

(きみをしるまでは)

キミを知るまでは

(あのよをさってしまったかなりあ)

あの世を去ってしまったカナリア

(かれなかったうたなりやまないわ)

枯れなかった唄鳴り止まないわ

(るらら)

ルララ

(まっていたのはただいま)

待っていたのは「ただいま」

(きみをもっともっと)

キミを もっと もっと

(せめて)

せめて

(そのめでそのえでそのこえで)

その目でその肢でその声で

(わたしかんじて)

私感じて

(だらくさせてよもういいから)

堕落させてよ もういいから

(そのえでこごえてあつらえて)

その餌で凍えて誂えて

(このおりにすくいつくす)

この折に巣食い尽くす

(このうたをささげます。)

この唄を 捧げます。

(はいいろそまりくるうしかい)

廃色染まり狂う視界

(あるのはよごれたうた)

在るのは汚れた唄

(どくだってないそうだ)

毒だって無いそうだ

(かがみにうつるかおつくるたちつくす)

鏡に映る 顔作る 立ち尽くす

(さびたｓｔｕｐｉｄｂｏｙ，)

錆びた stupid boy,

(せめてきいてくれ)

せめて聴いてくれ

(あきらめきってしまったかなりあ)

諦めきってしまったカナリア

(ほんとうのうたまだしらないわ)

本当の唄まだ知らないわ

(るらら)

ルララ

(かっていたのはぱらのいあ)

飼っていたのはパラノイア

(せめてそっとそっと)

せめて そっと そっと

(ここはやるせないなせかい)

ここは遣る瀬無いな世界

(くろいきたいしんいやにささるし)

黒い期待心 嫌に刺さるし

(とけいのおとをふりきって)

時計の音を振り切って

(ひらきなおってさらば)

開き直ってサラバ

(ここからとびたつかなめもないな)

ここから飛び立つ要もないな

(あいもらったいまにうたをささごう)

愛もらった今に唄を捧ごう

(きみをまっていたのはかなりあ)

キミを待っていたのはカナリア

(ゆめをもっともっと)

夢を もっと もっと

(みせて)

みせて

(そのめでそのえでそのこえで)

その目でその肢でその声で

(わたしかんじて)

私感じて

(だらくさせてほねのずいまで)

堕落させて骨の髄まで

(そのえでこごえてあつらえて)

その餌で凍えて誂えて

(このおりにすくいつくす)

この折に巣食い尽くす

(このこえをささげます。)

この声を 捧げます。