意味が分かると怖い話180 概要欄に説明あり

解説
・顔に冷たい水がかかる感触
・大雨
この二つのことから、語り手は老婆に洗面器の水で洗われている。
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問題文
(そのひはおおあめだったのではやめにいえにかえり、)
その日は大雨だったので早めに家に帰り、
(つかれもたまってたのではやめにねた。)
疲れもたまってたので早めに寝た。
(おれはぼろあぱーとの1かいにすんでいて、)
俺はボロアパートの1階に住んでいて、
(まどがわをまくらにしてねている。)
窓側を枕にして寝ている。
(はなしごえでめがさめた。)
話声で目が覚めた。
(ろうばのこえのようだ。)
老婆の声のようだ。
(どうやらひとりごとのようだが、)
どうやら独り言のようだが、
(どうじにせんめんきをつかってなにかをあらうようなみずのおともきこえてくる。)
同時に洗面器を使って何かを洗うような水の音も聞こえてくる。
(「いいにくだねぇ、いいにくだねぇ」)
「いいにくだねぇ、いいにくだねぇ」
(いいにくだねぇ?)
いいにくだねぇ?
(いいにく?いいにく?)
いいにく?いい肉?
(かってなそうぞうで、そとでりょうりでもするのか、)
勝手な想像で、外で料理でもするのか、
(とおもったがそんなことするわけもない。)
と思ったがそんなことするわけもない。
(きになったのでおきあがってこっそりくもりがらすをすうせんちあける。)
気になったので起き上がってこっそり曇りガラスを数センチ開ける。
(だがまどのむこうは170せんちくらいのぶろっくべいがあり、)
だが窓の向こうは170センチくらいのブロック塀があり、
(とおくはみえるのだがちかくはみえない。)
遠くは見えるのだが近くは見えない。
(どうやらしかくになってるところからきこえてくるようだ。)
どうやら死角になってるところから聞こえてくるようだ。
(ふとこえもおともやんだ。)
ふと声も音もやんだ。
(おれはまたこっそりまどをしめ、)
俺はまたこっそり窓を閉め、
(まだすこしねむかったのでまたねることにした。)
まだ少し眠かったのでまた寝ることにした。
(どれくらいじかんがたったのかわからないが、)
どれくらい時間がたったのかわからないが、
(またあのこえとみずのおとでめがさめた。)
またあの声と水の音で目が覚めた。
(「いいにくだねぇ、ほんとうにいいにくだねぇ」)
「いいにくだねぇ、本当にいいにくだねぇ」
(なんかさっきよりこえがちかいな・・・)
なんかさっきより声が近いな・・・
(とねたまままどをあげるとくもりがらすのむこうにひとかげがある。)
と寝たまま窓をあげると曇りガラスの向こうに人影がある。
(こちらのようすをうかがってる?)
こちらの様子をうかがってる?
(そとのまどぎわにたつにはぶろっくべいをこえてこなければならない。)
外の窓際に立つにはブロック塀を超えてこなければならない。
(ふつう、ろうばがそんなことするだろうか?)
普通、老婆がそんなことするだろうか?
(いや、しない。)
いや、しない。
(いいにく、いいにく?)
いいにく、いい肉?
(そうぞうがさらにおれをきょうふにおとしいれる。)
想像がさらに俺を恐怖に陥れる。
(これはやばい。)
これはやばい。
(ぜんしんそうけだつもからだはうごかない。)
全身総毛立つも体は動かない。
(まどがすこしずつひらいていく。)
窓が少しずつ開いていく。
(かおにつめたいみずがかかるかんしょくでめがさめた。)
顔に冷たい水がかかる感触で目が覚めた。
(きょうもおおあめだ。)
今日も大雨だ。