きろく

(てんきもようはさいりょうかざむきはりょうこう)

天気模様は最良 風向きは良好

(かみはしずかになみをうつ)

髪は静かに波を打つ

(はいてもとまらないこどうとでんきがしんどう)

掃いても止まらない鼓動と 電気が振動

(ここをきちにしよう)

ここを基地にしよう

(すきとおるほしとなぞったてが)

透き通る星と なぞった手が

(かさなりあうはこにわ)

重なりあう箱庭

(かくれたここはこんにちをきりとったばしょ)

隠れたここは今日を 切り取った場所

(ぺーじをめくる)

ページをめくる

(さだまらないちゅーにんぐ)

定まらないチューニング

(つむればすぎていったきろく)

瞑れば過ぎていった記録

(すうびょうかぞえてわすれてしまわないようにと)

数秒数えて 忘れてしまわないようにと

(ひらりひらりそらをかたどる)

ひらりひらり空をかたどる

(さいていないみてーしょんそんざいだってけっこう)

最低なイミテーション 存在だって結構

(ひつようせいとめいろなにがのこるかなんて)

必要性と迷路 何が残るかなんて

(わからぬままじかんだけがたつ)

わからぬまま 時間だけが経つ

(たえずかんじる)

絶えず感じる

(いきたあかしをのいずとせいごう)

生きた証を ノイズと整合

(かんそくはいつもきまぐれで)

観測はいつも気まぐれで

(ながれるひみつここに)

流れる 秘密 ここに

(よるのひかりがひとみとはんしゃ)

夜の光が 瞳と反射

(からだはなんとかついてくる)

体はなんとかついてくる

(ないてものこらないしょうどうを)

泣いても残らない衝動を

(えのぐにしてあおにそめてやろう)

絵具にして青に染めてやろう

(とんでるえいせいしんごうｇｐｓ)

飛んでる衛星信号GPS

(ここはなににみえてますか)

ここは何に見えてますか

(いっぷんいちびょうもわすれてしまわないあたまなら)

一分一秒も忘れてしまわない頭なら

(それはそれでつらいのかもね)

それはそれで辛いのかもね

(ふあんていなふりけんしーふるえるゆびと)

不安定なフリケンシー 震える指と

(まいにちをせいほんあしたはこないのかって)

毎日を製本 明日は来ないのかって

(おもいながらにちじょうをゆく)

思いながら 日常を行く

(つきはきれいね)

月は綺麗ね

(かんじょうはどこからくるのかなんて)

感情はどこから 来るのかなんて

(きっといつでもふめいりょうで)

きっといつでも不明瞭で

(ぼんやりみあげるしかいでは)

ぼんやり 見上げる 視界では

(せつなてきにせつないさえ)

刹那的に 切ないさえ

(ものがたりのいちぶになって)

物語の一部 になって

(つづられるふじょうりないみで)

綴られる 不条理な意味で

(こんなひびに)

こんな日々に

(なにをかんじてなにをおもって)

何を感じて 何を思って

(それもいいよってそうぞうはゆく)

それもいいよって 想像は行く

(かんせいなふうけいにさいていげんのｗｈｙを)

閑静な風景に 最低限のwhyを

(ゆるいにおいでまたねおやすみ)

ゆるい匂いで またねおやすみ

(あいまいなしょうめいとしきさいとめいどう)

曖昧な証明と 色彩と鳴動

(いきているげんしょうなにがのこるかなんて)

生きている現象 何が残るかなんて

(わからぬままおわりをむかえる)

わからぬまま 終わりを迎える

(たえずかんじる)

絶えず感じる

(いきたあかしをのいずとせいごう)

生きた証を ノイズと整合

(かんそくはいつもきまぐれで)

観測はいつも気まぐれで

(ながれるひみつここに)

流れる 秘密 ここに

(つづいたおとはとけてゆく)

続いた 音は 溶けてゆく