猫の背/Saucy Dog

(はなかざりうれしそうにかけてくしろのぶらうすは)

花飾り嬉しそうに駆けてく白のブラウスは

(かわぞいのどてゆうひとならんでわらってる)

川沿いの土手夕陽と並んで笑ってる

(ぼくはきょうもしたをむいてしぜんとくつをみつめてる)

ぼくはきょうも下を向いて自然と靴を見つめてる

(すれちがったこどもたちがまぶしくて)

すれ違った子供達が眩しくて

(とぼとぼとねこぜはいくあしたをかんがえるほどよゆうはないや)

トボトボと猫背は行く明日を考える程余裕は無いや

(ばんごはんはこんやもこんびにのよていです)

晩御飯は今夜もコンビニの予定です

(ゆめからさめないようにおそるおそるいきてきたんだ)

夢から醒めないように恐る恐る生きてきたんだ

(ずっとまえだけをむいてなくていい)

ずっと前だけを向いてなくて良い

(かなうよきっとしんじて)

叶うよきっと信じて

(ろくがしたあにめとくらべてぼくのじんせいはへいぼんです)

録画したアニメと比べてぼくの人生は平凡です

(だれのひーろーにもなれやしないのかこのまま)

誰のヒーローにもなれやしないのかこのまま

(しゅきおびてつめたいごはんに「きみまでつめたくするのかい？」)

酒気帯びて冷たいご飯に「君まで冷たくするのかい？」

(なんてひとりごとばかばかしいとおもうかな)

なんてひとりごと馬鹿馬鹿しいと思うかな

(うとうととしてきたころあしたのあらーむをかけてよるのなかへ)

ウトウトとしてきた頃明日のアラームをかけて夜の中へ

(そんなくらしあきあきしたんだこっちも)

そんな暮らし飽き飽きしたんだこっちも

(ゆめからさめないようにだましだましのろいみたいだ)

夢から醒めないように騙し騙し呪いみたいだ

(きっとひといちばいきずついてきた)

きっと人一倍傷付いてきた

(きみもだろ？ひとりじゃない)

君もだろ？ひとりじゃない

(くらがりでじぶんをきらわないで)

暗がりで自分を嫌わないで

(たおれこんでそのままあさひをまっていた)

倒れ込んでそのまま朝日を待っていた

(たりないものたりないままおわりへむかっているような)

足りないもの足りないまま終わりへ向かっているような

(あぁこのままのぼくじゃいられないよな)

あぁこのままの僕じゃいられないよな

(ゆめからさめないようにおそるおそるいきてきたんだ)

夢から醒めないように恐る恐る生きてきたんだ

(ずっとまえだけをむいたなくてよい)

ずっと前だけを向いた無くて良い

(かなうよ（きっとさ）)

叶うよ（きっとさ）

(ゆめならさめないようにじぶんじしんでつかみにいくんだ)

夢なら醒めないように自分自身で掴みに行くんだ

(だってくりかえすだけのまいにちなら)

だって繰り返すだけの毎日なら

(いらないかわりたい)

要らない代わりたい

(だれにもじゃまはさせない)

誰にも邪魔はさせない