意味が分かると怖い話261 概要欄に説明あり

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投稿者投稿者天狐いいね1お気に入り登録
プレイ回数1961難易度(3.7) 900打 長文
真っ暗な部屋と白いラジオ
タイトルだけで行ったらセンスあって好きですよ。これ。

解説
本来これは2つの別々の文章。
主人公の名前がアキコだから混同してしまう。
この文章、必ず2行ずつ段落分けされてて、
しかも、必ずしも意味的な場所で区切られていないのを、不思議に思いませんでしたか?
各段落の1行目には扉のこと、2行目にはラジオのことしか出てこない。
1行目がいわばアキコA、2行目がアキコB
だからまず、アキコAの物語と、アキコBの物語に分ける。
ついでにタイトルも二つに分割してみる。
するとこうなる。

改行が多すぎて収まりきらないので、続きはコメント欄に書きます。
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ヨーメイ 6568 S+ 6.7 97.0% 132.9 900 27 24 2024/08/18
2 逃げ上手の若君 4582 C++ 4.7 96.3% 189.2 901 34 24 2024/09/23
3 哀歌🌙💜 4216 C 4.4 94.6% 201.1 899 51 24 2024/08/19
4 にあ 1778 F 1.8 94.7% 479.0 902 50 24 2024/09/21

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問題文

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(あきこはまっくらなへやのなかに、しずかにすわっていました。)

アキコは真っ暗な部屋の中に、静かに座っていました。

(あきこはらじおをきくのがすきでした。)

アキコはラジオを聴くのが好きでした。

(あきこのせいかつはたんちょうなものでした。)

アキコの生活は単調なものでした。

(らじおだけがたのしみだったのです。)

ラジオだけが楽しみだったのです。

(みっかにいちど、ほそくしろいじょせいのてが、)

三日に一度、細く白い女性の手が、

(いっしゅん、とびらをひらきます。)

一瞬、扉を開きます。

(かのじょはいつもらじおのおんりょうをちょうせつしていました。)

彼女はいつもラジオの音量を調節していました。

(そしてすぐにとびらはとじられてしまうのです。)

そしてすぐに扉は閉じられてしまうのです。

(おんりょうがてきせつだとあきこがおもったことは、)

音量が適切だとアキコが思ったことは、

(いちどもありませんでした。)

一度もありませんでした。

(あきこは、ふしぎにおもいました。)

アキコは、不思議に思いました。

(しろくておおきなもくせいのらじおは、なにかがへんでした。)

白くて大きな木製のラジオは、何かが変でした。

(かんがえればかんがえるほど、あきこはきみょうだとおもいました。)

考えれば考えるほど、アキコは奇妙だと思いました。

(そのらじおがおんがくをならすことは、けっしてなかったからです。)

そのラジオが音楽を鳴らすことは、決してなかったからです。

(でも、あきこがうまれてからずっと、それはくりかえされていました。)

でも、アキコが生まれてからずっと、それは繰り返されていました。

(とりとめもないつぶやきと、)

とりとめもないつぶやきと、

(へんなさけびごえがきこえるだけ。)

変な叫び声が聞こえるだけ。

(あるひ、みっかたってもとびらがひらきませんでした。)

ある日、三日たっても扉が開きませんでした。

(「なぜ?」とあきこはおもいました。)

「なぜ?」とアキコは思いました。

(よっかめにとびらは、くろいてでひらかれました。)

四日目に扉は、黒い手で開かれました。

など

(ついにあきこは、あっときづきました。)

ついにアキコは、アッと気付きました。

(それがあきこがさいごにみたものでした。)

それがアキコが最後に見たものでした。

(あきこがらじおだとおもっていたものは、)

アキコがラジオだと思っていたものは、

(らじおではなかったのです。)

ラジオではなかったのです。

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