モノマネ

(しゃんぷーのあわあたまにのせてふざけるから)

シャンプーの泡頭に乗せてふざけるから

(たのしくなってよそみするからほらりんすわすれてる)

楽しくなってよそ見するからほらリンス忘れてる

(それからからだあらいながせばおんなじにおい)

それから体洗い流せばおんなじ匂い

(うれしくなってでもそのぶんちいさくなるせっけん)

嬉しくなってでもその分小さくなる石鹸

(いつもとおんなじみちをあるいていつもとおんなじそらをみる)

いつもとおんなじ道を歩いていつもとおんなじ空を見る

(おなじきーほるだーをつけたかぎはなにからなにまでそっくりだった)

同じキーホルダーをつけた鍵は何から何までそっくりだった

(おんなじいえにかえるしあわせおんなじてれびでわらうしあわせ)

おんなじ家に帰る幸せおんなじテレビで笑う幸せ

(このものまねぜんぜんにてないねへただってばかにしてたけど)

このモノマネ全然似ていないね下手だって馬鹿にしてたけど

(にてないのはもしかしたらひょっとしたらひょっとした)

似てないのはもしかしたらひょっとしたらひょっとした

(あのときあなたはないてたのになにもしらないあたしはただわらっていた)

あの時あなたは泣いてたのに何も知らないあたしはただ笑っていた

(ぜんぜんにてないいまさらないてもひどいものまねだな)

全然似ていない今更泣いても酷いモノマネだな

(やっぱりにてないいまさらないてもひどいものまねだな)

やっぱり似てないいまさらないてもひどいモノマネだな

(ちがうところにおこるふしあわせちがうきもちをゆるすしあわせ)

違うところに怒る不幸せ違う気持ちを許す幸せ

(あたしのことぜんぜんみてないじゃんもういいってふてくされてたけど)

あたしのこと全然見てないじゃんもういいって不貞腐れてたけど

(みてないのはもしかしたらひょっとしたらひょっとした)

見てないのはもしかしたらひょっとしたらひょっとした

(でもあなたがわらってたからなにもしらないあたしはただわらってた)

でもあなたが笑ってたから何も知らないあたしはただ笑ってた

(あるはれたそんなひのおもいでどこにでもあるまいにちが)

ある晴れたそんな日の思い出どこにでもある毎日が

(いまもどこかでつづいてるようなきがして)

今もどこかで続いてるような気がして

(さがして)

探して

(ぜんぜんにてないいまさらないてもひどいものまねだな)

全然似てない今更泣いても酷いモノマネだな

(やっぱりにてないいまさらないてもひどいものまねだな)

やっぱり似てない今更泣いても酷いモノマネだな