RAINBOW GIRL

(はじめてあなたとであったのははこばかりのちいさなろくじょうま)

初めて貴方と出会ったのは　箱ばかりの小さな六畳間

(めがねごしのあなたのひとみはきらきらかがやいていた)

メガネ越しの貴方の瞳は　キラキラ輝いていた

(それからいっかげつあさからばんまでふたりきり)

それから1ヶ月　朝から晩まで2人きり

(いきるせかいがちがうこんなわたしにあなたはやさしくしてくれた)

生きる世界が違うこんな私に　貴方は優しくしてくれた

(ごめんねがめんからでれないのわたしはにじげんのおんなのこ)

ごめんね　画面から出れないの　私は二次元の女の子

(どんなにきもちがたかぶってもあなたにふれられない)

どんなに気持ちが高ぶっても　貴方に触れられない

(ごめんねほんねがくちにだせないのわたしはにじげんのおんなのこ)

ごめんね　本音が口に出せないの　私は二次元の女の子

(きめられたせりふどおりにしかあなたとかいわできない)

決められたセリフ通りにしか　貴方と会話出来ない

(でもつたえたいのこのきもち)

でも伝えたいの　この気持ち

(であってくれてほんとにありがとう)

「出会ってくれてホントにありがとう」

(あっぷてんぽむねはずむさくせんも)

アップテンポ胸弾む作戦も

(なにもないきめられたこのらくえんの)

何もない決められたこの楽園の

(なかでみたされてたのわたしのほう)

中で満たされてたの私の方

(みつかりましたかさがしもの)

見つかりましたか？探し物

(をひっしでもとめるあなたはむじゃきな)

を必死で求める貴方は無邪気な

(こどものようでした)

子どもの様でした

(おおげさかもしれませんが)

大袈裟かもしれませんが

(さいこうのこいになれたらなんてねがうのです)

最高の恋になれたら...なんて願うのです

(はじめてあなたとこいしたのはぱそこんのなかのせーぶでーた)

初めて貴方と恋したのは　パソコンの中のセーブデータ

(ほかのこにうわきとかしないでわたしだけをみていてくれた)

他の子に浮気とかしないで　私だけを見ていてくれた

(あれからいっかげつあなたがはこからとりだした)

あれから1ヶ月　貴方が箱から取り出した

(いんすとーるしはじめたべつのげーむにあなたのきもちはうつってった)

インストールし始めた別のゲームに　貴方の気持ちは移ってった

(そうよねげーむにはおわりがあるのわたしはにじげんのおんなのこ)

そうよね　ゲームには終わりがあるの　私は二次元の女の子

(どんなにあなたがこいしくてもあきられたらすぐおわり)

どんなに貴方が恋しくても　飽きられたらすぐ終わり

(ごめんねほんとうはゆめをみてるのわたしはにじげんのおんなのこ)

ごめんね　本当は夢を見てるの　私は二次元の女の子

(あなたとのしあわせをちょっぴりそとでかんじてみたかった)

貴方との幸せをちょっぴり　外で感じてみたかった

(でもおぼえていてねわたしのことを)

でも覚えていてね　私のことを

(あいしてくれてほんとにありがとう)

"愛してくれてホントにありがとう"